MC68000 Maniacs!
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懐かしのアーケードゲーム,ATARI版「STARWARS」をプレイしてきました。

自分がまだ小学生くらいの頃。地元のゲーセンにATARIの純正筐体が置かれていたので,実は結構な回数をプレイした事があります。その筐体が撤去されて以降,ほとんどプレイする機会がなくなってしまいましたが,個人的「ベスト5」に入れても良いくらい貴重なレトロゲームなのです。同じような操縦桿を装備したゲームはいくつか(サンダーセプター,スターブレード等)ありましたが,ATARI純正筐体の「STARWARS」となると,少なくとも・・・ここ20年くらいは確実にご無沙汰だったかと思います。つい先日までお台場でやっていた「GAME ON」に展示されていた筐体が,高田馬場の「ミカド」にて試験稼動するとの事だったので,早速プレイしに行ってきた次第です。

ATARI版「STARWARS」は,ベクタースキャンディスプレイを使用した美しいワイアーフレームで描かれるシューティングゲーム。エピソードIVのデススター突入部分をゲーム化したもので,プレイヤーは「Xウイング」のコクピット視点でゲームを進行します。操作系は操縦桿のみ。左右に回転する操縦桿の本体部分に,前後に動かせるグリップが左右に1本づつ付いています。操縦桿を回すと画面上の照準が左右に,グリップを動かすと照準が上下に動く仕組みです。グリップにはトリガーが2つづつ付いていて,それぞれ独立して最大4本のレーザーを撃ち出すことができます。当然連射機能はなく手動連射です。



基本的に「タイファイター戦」→「デススター表面」→「溝」の順でステージが進行し,
溝の一番奥の「穴」にプロトン魚雷を打ち込めばステージクリアになります。
以降は,難易度が上がってのループゲームです。

ワイアーフレームの「STARWARS」ならば,90年代にX68000向けに発売されたゲームの完成度がかなり高いのですが,ATARI版「STARWARS」の美しさに敵うものではありません。ステージ展開が単純化され,ワイアーフレームのモデリングも非常に粗いとはいえ,ベクタースキャンディスプレイ独特の美しさはもはや芸術の域。ミカドでは1プレイ200円でしたが5回やって親指の皮が剥けそうになりました(笑)。ATARI5200の実機には移植版があるのですが,日本国内のゲーム機で遊べる移植版としてはリリースされていません。その他のベクタースキャンなゲームは移植されていたりするんですけどね・・・。版権とかが問題になってるんでしょうかね。

またタイミングがあえばプレイしに行きたいと思っています。
ミカドにはいつまで置いてあるんだろ??


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以前,秋葉原のBEEPで購入した「The Atari Book Second Edition」。

タイトルのとおり最初から最後まで「ATARI」のゲームがオールカラーで満載のムック本・・・なのですが,全編にわたり英語です。海外雑誌「retro GAMER」の別冊らしいので仕方がありません。この本には,ATARIの往年のコンシューマー機がずらりと掲載されている他,それぞれの機種に対応したゲームタイトルがあわせて200タイトル以上掲載されています。収録されている機種は,Atari2600,Atari5200,Atari800XL,Atari7800,AtariST,Lynx,Jaguarなど。800XLとSTはコンシューマー機というよりはパソコンですけどね(笑)。ATARI2600相当のモノ(ATARI2800?)は自分が小学生くらいの頃に日本でも発売されていたのですが,正直なところ「ファミコン」が強力すぎて売れなかったみたい。自分も当時は全然興味が湧きませんでしたが,今となっては・・・買っておけばよかったと本気で思います。

各機種の詳細な紹介記事と,それぞれの機種で人気だったゲームタイトルの抜粋記事が掲載されている他,ATARI創業者であるノーラン・ブッシュネル氏や,ATARIのクリエイターであるハワード・スコット・ウォーショウ氏をはじめとした,有名人たちに関する解説記事も掲載。また,彼らが手掛けた「超有名ゲームタイトル」のメイキング記事も掲載されていて,ゲーム好き(ATARI好き)であれば思わず熟読してしまうであろうテキストのオンパレード状態。・・・これで英語が達者なら問題ないのでしょうが,自分は英語が全然なので,この本の面白さが半分も理解できていないと思うと残念で仕方がありません。すっかり写真と雰囲気を楽しむためのカタログ本になっちゃってます。

今更実機は無理なのは判っているので,せめて「ATARI FLASHBACK」でも買おうかな。
ゲーム自体はPSPでプレイできるけど,どうせならテレビの前でコントローラーを握ってプレイしたいじゃないですか。
・・・お金がいくらあっても足りませんね。(´・ω・`)


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「武者アレスタ」は,1990年12月に東亜プランから発売されたメガドライブ用縦スクロールシューティングゲーム。アレスタ・・・の名称から判るとおり,開発はコンパイルが担当しています。未来の世界と戦国時代が融合したような不思議な世界観で描かれる本作。物語は・・・天暦91年,人類はスペースコロニーを建造し,居住地を宇宙にまで移していた。ところが月の裏側ラグランジュ2に位置するコロニー群「リトル・ジャパン」の環境制御システムが突然暴走し,その中枢である「大亜51」が人類に対して攻撃を始めた。「大亜51」は他のコロニー群に対して激しい攻撃を行い,コロニーの残骸を集めては自らのコロニーを強化,拡大していった。そして,その巨大で異様な姿は人々に嫌悪と恐怖を与えた。急ぎ「大亜51」の誤作動の原因がさまざまな方法で調査されたが,ついに究明には至らなかった。さらにその間にも「大亜51」はアームドアーマーなどの強力な機動兵器を使用し,地球上に対してまで攻撃を加え始める。地球上での戦闘は熾烈を極め,戦局は一進一退の膠着状態となっていた。この戦局を打開するために,ついにMUSHA部隊に出撃命令が下った。・・・といった感じ。(マニュアルからの完全コピーですが(笑))

プレイヤーは主人公の少女「エリノア・ワイゼン」となり,戦闘用アームドアーマー「MUSHA」に搭乗して「大亜51」の脅威と戦います。自機の操作は,方向ボタンで移動,Cボタンでショット,Bボタンで特殊兵器,Aボタンで自機を追従するオプションのフォーメーションチェンジです。ゲーム中にチップキャリアを破壊する事で「パワーチップ」がいくつか飛散します。これを回収する事で自機のショットがパワーアップするとともに,自機にオプションが装備されます。オプションは2基まで装備可能でそれ以上は「ストック」されます。これが重要で,オプションは敵や敵弾と一定回数接触すると破壊され「ストック」を消費して復活します。つまりパワーチップはパワーアップが最大になったら不要になる訳じゃない。ということ。序盤のステージでこの事を意識しながらプレイするだけで後半だいぶ楽になります。特殊武器については,ビーム(緑),ボム(赤),バリア(青)の3種類が登場します。アイテムを取得する事で装備する事ができ,装備状態では敵弾を1発まで防御してくれます。また,同じ色のアイテムを取り続ける事で特殊武器のパワーアップをする事ができます。

スタートボタンでポーズした状態で,方向キーの上下を押すと「移動スピードの変更」ができます。
一応マニュアルには書いてあるんですが,やり方が判りづらいので注意です。

このゲームも結構初期の作品なのですが,多重スクロールやらラスタースクロールやら多関節キャラやらと,高等テクニックの品評会のようなゲーム(笑)。敵のデザインがどれも濃くて大好きです。中でも,パッケージ裏面にも登場している「能面」を模した敵戦艦「鬱之宮(ウツノミヤ)」のデザインが特に好き。こいつにはもっと活躍して欲しかったなあ。ゲームバランスはあまり簡単ではありませんが,イージー設定であれば若干ゴリ押しでも最終面(7面)までは行けると思います。自分は,メガドラソフトの再収集を始めただいぶ初期の頃(2009年頃??)に購入していたので問題ないのですが,最近はすっかりレアソフト扱いになっちゃって,入手するのがちょっと難しくなってしまいました。実機プレイにこだわりがないなら,バーチャルコンソールとかで買うほうが利口だと思います。

うちは実機プレイをテーマにしているので,欲しいとなれば少々高いソフトでも買っちゃいます。
自分と同じ世代のゲーマー諸氏は,実機プレイへの情熱を忘れてほしくないですね。

そこんとこ解る? m9 (`・ω・´)


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「TATSUJIN」は,1988年にタイトーから発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。開発は東亜プランが担当し,前作「究極タイガー」と同じショット+ボンバーのシステムを踏襲したゲームになっていますが,新たに自機のスピードアップが可能となり,敵弾回避の際に用いられてきた「切り返し」の考え方が大きく違っています。前作とくらべて自機の攻撃も派手になっていて,特に画面全体をカバーしてしまう「サンダーレーザー」のインパクトはかなりのもの。また,撃ち込むと画面いっぱいに「ドクロマーク?」が展開する「達人ボム」のインパクトも強烈です。Wiki曰く,ボタンを押した瞬間「ほぼラグなし」で爆発するボンバーシステムは,本作が初めてなんだとか。たしかに・・・飛翔鮫も究極タイガーも爆発までほんのちょっと(鮫はちょっとじゃないか)ラグがあるので,緊急回避にはあまり使えなかったですね。

ゲーセンで現役だった頃,「飛翔鮫」と「究極タイガー」については「1,000万点」を達成しているのですが,「TATSUJIN」についてはほとんどプレイしていません。パワーアップアイテムを複数取得しないとショットの威力がアップしないシステムや,自機のスピードアップシステムがどうにも好きになれなかったのがプレイしなかった表向きの理由ですが,実際は「スピードアップ最大の状態」に対応できなかったからです(笑)。当時の仲間内にいた1,000万点達成者2人が,とにかく「スピードアップ最大でプレイするのが当たり前」みたいになっていて,見ていて目がついていきませんでした。音楽は大好きだったので,自分にとっての「TATSUJIN」は観る専門のゲームでした。

メガドライブ版については,東亜プランのメガドラ初参入作品であり,メガドラとしてもかなり初期の作品になりますが,移植作品としての完成度は結構高いです。本作は,アーケード版からの「縮小版」としての移植が絶妙なのです。ハードスペックが限られているので完全移植はそもそも難しい状態。それでも「TATSUJIN」っぽく遊べるように仕上げてくるところにメガドライブ版の凄さがあると思っています。自分が攻略したゲームの移植作品に対する評価は往々にして厳しくなるものなので,当時このゲームにハマッていた人たちに言わせれば「アーケード版どおりにプレイできないからダメ」と言うかもしれませんが,自分的には,メガドライブやPCエンジンに移植された「究極タイガー」よりアーケード離れした出来ではないので大丈夫だと思います(笑)。

メガドライブの東亜シューティングで「TATSUJIN」だけ持ってなかったので,これで揃いました。


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