思い出を 一つ。
一人っ子の特派員は、小学生の或る時期、ピアノと友達でした。
住まいが 学校のそばで、休みの日には、時間があると 学校へ行き、音楽室のピアノを触らせてもらいました。 今の時代では 考えられない?ことです。
職員室を覗き、日直の先生にお願いして 音楽室へ。
ピアノに向かうと、鍵盤を叩いて 音と位置を覚えます。
音楽の時間に 歌ったり、ハーモニカやリコーダーで吹いた曲を、勘で弾いてみます。
♪さぎり きーゆる みーなとえの… 「冬景色」などが 教科書に出ていた頃です。
右手は メロディーを それなりに、左手は 聞いて心地良い 和音を探して、こちらも それなりに。
そのうち、NHKラジオの「素人のど自慢」や「三つの歌」「ラジオ体操」のテーマ曲などを、聞き覚えで なぞっていました。
中学校に進み、部活動はブラスバンドに入りました。
(音楽が 好きだったのですね。)
2年生のときには、応援団に推薦されました。
ブラス、応援の両方とも、当時 新設された 部と 組織でした。
そんなある日、新しく出来上がった「応援歌」を 全校生徒が練習するときに、特派員がピアノを弾く羽目になったのです。 応援団の練習中に、体育館の舞台脇にあった ピアノに触っていたのを、先輩や顧問の先生が見ていて、弾ける と 勘違いされたのだと思います。
まだ、特派員は 若かった!。
何と、弾く事を 引き受けてしまったのです。
もちろん、自己流です。 いま 思い返すと、なんと無茶な事をしたのだろうと、反省しきりです。
これまでの人生 61年の間に、たった一度!? の 無謀な事でした。
翌年には、野球部が 県の大会へ勝ち進むなど、応援団も大活躍しました。
大いに燃えて 青春していた、良い 思い出です。
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今日(8日)の田舎は、霧がはれた午前中から、天気が回復してきました。