目が覚めた。 枕もとの時計を見ると、4時20分。
風は、南寄りで 暴れている。 と、突然、ガラララッ、ビシッ!。 網戸が、反対側へ吹き寄せられたのだ。
外は まだ 暗く、窓は 開けられない。 風任せとは、このことだ。
朝方の ゴモ出しでは、鎮守の森や 高圧鉄塔に吹き付ける強風で、辺りが ゴーゴー唸っている。 建物の陰を抜けると、身体ごと、風下へ吹き押される。
午前中、物置のトタン屋根を 補強する。 風に煽られるので、無理は出来ない。
お隣の富山県では、トラックが横転した…とか、金沢市では、最大瞬間風速が31メートルを超えた…などの、ニュースがもたらされる。
乾いた南風の影響で、日中は暖かくなり、外でも、シャツ姿で動ける。 ありがたい。 但し、飛来物には 注意しなければ…と、自重した。
午後3時前には、雨が降り出し、遂には 本降りとなった。 作業は終えていたので、一安心。
この後、暴風の元凶となった低気圧が 東へ抜けると、冬型の気圧配置になり、冬に逆戻りするらしい。 波乱含みの、気象変化だ。
今夜の窓外は、風は静かで、雨の音だけが聞こえてきている。