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付下げの逸品

手描き京友禅の逸品付下げをご紹介いたします。

どちらも京都の老舗白木染匠の作品で、格調高い古典柄を精緻な糸目で友禅で

描いています。

京友禅は少なくとも12~15の行程を経てできあがります。その行程は分業

化され、各工程に高度な専門技術が必要なため、工程ごとに専門の職人が腕を

ふるいます。それぞれの連携を保つのがとても大切で、図柄の発想から完成ま

でを統括するのが染匠で、いわばプロデューサーとしての役割を担っています。

▲ 左 桜鼠地葵文様付下げ

▲ 右 鳥の子地正倉院華文付下げ

どちらも上品ないわゆる京言葉で「はんなり」とといわれる地色に格調の高い

文様を描いています。上前の柄にボリュームがあり、付下げでありながら訪問

着ような華やかさがあります。

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