グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

読者を想定した装幀

2014-06-13 14:04:09 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
最近、小学生の娘に勧められて、こんな本を読んでいます。



児童文学とでもいうのでしょうか。遥か昔に読んだ記憶がありますが、改めて読むと「こんなストーリーだったっけ?」とある意味新鮮です。

遥か昔の記憶では、これら「名作」はちょっと難しい、ちょっと堅苦しいという印象をもった気がします。それは自分が幼かったからなのか、翻訳が小難しかったからなのか、はたまた装幀のせいなのか。

最近の児童文学は、翻訳も新しくなっていて読みやすく、コミック的なイラストの表紙であるうえ装幀も手に取りやすいものになっているようです。
仕事で本の装幀も手がける者としても参考になります。内容に則した装幀を依頼されることが多いのですが、読者対象を明確にした装幀というのも必要ですね。
医学書の場合でも、医師向けなのか、看護士・介護士などのコ・メディカル向けなのか、あるいは患者さん向けなのか。当社では読者を明確にしたデザインのご提案もしていきます。

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の影響もあるのでしょうが、娘は「次は『赤毛のアン』を買うの!」と言っています。本に親しんでくれるのは親としては嬉しいものです。





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