グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

デザインを発注される、その前に。

2014-06-19 16:57:12 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
印刷会社さんからパンフレットのデザインをご依頼いただきました。クライアントさんのご要望で特色の銀を使用したデザインを、とのことでした。
銀は一歩間違えるとグレーのようになってしまい、せっかくの特銀刷りが無駄になってしまうのでは?という懸念があります。そのため印刷会社さんはあらかじめ刷り見本を作成されました。



▲左側がグラデーション、右側が5%ごとの網掛け


PP加工もしてあるせいか、思いのほかきれいに出ているではありませんか!(写真ではあまりきれいに見えないかもしれませんが…)
クライアントさんも納得され、特銀での制作が決定しました。

さて、パンフレットは両面刷りです。表面だけに特銀を使うか、表裏ともに銀を使うか。どちらにするかによって印刷費にだいぶ差がでます。
クライアントさんとしては「コストは押さえたい」ということでしたので、表面だけに特銀を使うということで話がまとまり、その前提でデザインも進めました。

ところが! 入稿してから「両面とも特銀で」ということにオーダーが変更になったのです。明日には色校正が出るというタイミングで、色校正の出力には間に合いません。
それでも裏面の特銀データを作成し大急ぎで再入稿。印刷会社さんも再色校の予定を組み、印刷日程も変更…と大わらわでした。

後から仕様変更となったために色校正の回数も増え、結果的に余分なコストもかかってしまいました。途中からの仕様変更はさまざまなところに影響があります。印刷の仕方だけでなく、どういう印刷をするかによってデザインも変わってきます。
仕様をしっかり固めてから制作にかかったほうが、結果的にコストも抑えられ、制作日程も短縮できると思います。
ご発注の際はどうぞご注意ください。




good life ☆ good design ☆ graphicmate

医療系書籍・メディカルデザイン
ならグラフィックメイトへご相談ください
http://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310



「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


ニュースレター、広報誌の制作ならグラフィックメイトへ https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310