グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

医薬品の区分表示

2014-06-06 11:36:23 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日「税込価格の表示方法」について書きましたが、他にも表示に気をつけなければいけないものがあります。そのひとつは当社が得意とする「医薬品」です。

一般用医薬品はリスクの程度に応じて、第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の3つに区分されています。また、第二類医薬品のうち特別の注意を要するものは「指定第二類医薬品」とされています。

これらを表示する際には、
・それぞれの文字を四角枠で囲む
・第一類の「1」、第二類の「2」、第三類の「3」は算用数字により表示(算用数字以外の漢数字やローマ数字による表記は認められない)
・「指定第二類医薬品」の場合は、四角枠で囲むことに加え、第2類の「2」の文字を四角枠または丸枠で囲む。

といったことが必要です。


パッケージに表示されている「区分表示」
「白字及び白枠」で見やすくなっている 


表示する際には、色や大きさにも注意が必要です。
色の基本は「黒字及び黒枠」ですが、見やすくするために、「白字及び白枠」とすることもは差し支えないとのこと。
文字、数字の大きさは8ポイント以上。「ただし、記載する場所が狭い等の理由で区分表示の文字等を明瞭に記載することができない場合はこの限りではありません。」という記載もあり、このあたりは製薬会社さんともご相談が必要でしょう。
※製品そのもののパッケージや容器の場合と、製品紹介のためのパンフレットの場合では若干条件が異なります。


デザイン的にはこの区分表示を「小さくしたい」「色を変えたい」と思うこともあります。しかし「消費者にしっかり伝える、誤解を与えない」ことも大切なデザイン要素だと思います。

ほかにもいろいろ表示に注意が必要なものがありますが、それはまたいずれ。




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