グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

本という形

2020-08-03 11:50:55 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
電車の中で本を読んでいたら、「こんにちは!」と声をかけられました。本から顔を上げると、娘の小・中学時代のお友達が立っていました(今は別々の高校に通っている男の子)。
「僕もその本、英語版を読んでるんです。学校の課題で」とのこと。実は娘も学校の課題で英語版を読んでいて、「けっこう面白いよ」というので私は翻訳版を読み始めたのでした。そんな話をしながら一緒に帰る形になりましたが、本のこと以外にも学校の様子や中学時代のお友達の近況などいろいろ話してくれ、楽しいひとときとなりました。

これがもし電子書籍だったらどうだっただろう?ふとそんなことを考えました。彼は私に気づいただろうか?声をかけてくれただろうか?



きっと彼は、私が「本」という形のあるものを手にしていることで、
・表紙のデザイン(ブックデザイン)で自分が読んでいる本だとわかった。
・共感が生まれた。
・会話のきっかけを発見した。
のではないでしょうか。

本には他にも様々なメリットがあります。
・デバイスが不要。
・全体のどの辺りを読んでいるかを把握しやすい。
・家族や友人に貸しやすい。
・紙の手触りや匂いなど五感で読んでいることを感じる。
・etc

もちろん電子書籍には電子書籍のメリットがあります。
でも、本という形で読んでいたからこそ、こんなひとときを過ごせたのだと思います。

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