グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

文字の大きさ 何という?

2022-04-07 13:47:19 | DTP覚え書き
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

当社では編集をするせいか、「こういうものに適したフォントサイズはどのくらいか」というご相談をいただくことがあります。フォントサイズの目安は「適切なフォントサイズ」として当社ブログにも掲載していますが、そもそもサイズを表す単位をご存知だろうか?と思いました。

フォントサイズを表すには「級(Q)」と「ポイント(pt)」が使われます。
印刷業界では主に「級(Q)」が使われてきました。そもそもは「写植機の構造的な都合で生み出された単位」だそうです。1Qは 0.25 mm、つまり4Qで1mm。10進数なので、用紙サイズやマージンなどを考えながらレイアウトするには計算がしやすいです。印刷物制作の多い当社では「級(Q)」を使うことの方が多いです。

でもWordのデフォルトフォントサイズは10.5ポイントだそうですから、Wordをよく使う方は無意識に「ポイント」でサイズを表しているかもしれませんね。
ポイントにはくつかの種類がありますが、主なものは「アメリカン・ポイント」「DTPポイント」です。「アメリカン・ポイント」と「DTPポイント」はわずかながら違いがあります。

アメリカン・ポイント 1pt=0.3514mm
DTPポイント      1pt=0.3527777…mm


日本工業規格(JIS規格)では、1ポイント=0.3514mm のアメリカン・ポイントが採用されていて、パソコンでは1ポイント 約0.3528のDTPポイントが採用されているようです。



▲文字の単位

計算しやすいためなのか、1pt=0.35と紹介しているサイトも見受けられます。大きな文字だとズレが出てくるでしょうが、小さな文字では特に差異は感じない程度なのでしょう。
こういう点からも個人的には「級(Q)」が使いやすいな、と思っています。

JIS規格はアメリカンポイントだというのは今回新たな発見でした。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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