グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

「Type1フォント」サポート終了

2022-06-02 10:52:20 | DTP覚え書き
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

当社のお客様には代理店さんや出版社さんが多く、ご自身でAdobe製品を使用されています(今どきはお仕事に関わらずAdobe製品ユーザーの方は多いですね)。
そんなお客様のおひとりから「Futura bookというフォントでちょこちょこ問題が起きる」というお話があったので、もしやType1形式では?とお尋ねしたところ、まさにそうでした。Type1形式のフォントはサポート終了が発表されており、アプリケーションによってはすでに使用できなくなっているものがあるのです。

欧文フォントには Type1 / TrueType / OpenType という3つの形式があります。Type1は1984年にAdobeが発表し長い間DTPソフトなどで使われてきましたが、最新のWebブラウザーやモバイルOSなどではサポートされていません。
そしてAdobeは2023年1月をもって「Type1フォントのサポート終了」と発表していますし、Photoshopにおいては「Photoshop23.0リリース以降のType1フォントはサポート終了」ということで、すでに当社のPhotoshop(23.2.2)ではType1フォントが使えません。
当社の場合、OSが新しいMacでは InDesignやIllustratorでもType1フォントが使えなくなっているので、Adobe製品のバージョンだけでなくOSのバージョンも関係しているように思えます。

OpenType形式のフォントをお持ちでない場合、Adobeは「アドビのパートナー Fontspring から購入できます」とアナウンスしています。
サブスクの Creative Cloud ユーザーであれば Adobe Fontsサービスから無料で入手できるものもあるので、まずはそちらを見てみると良いと思います。
サポート終了後は、過去のドキュメントで使用しているType1フォントは本来の形では表示されなくなるので、これから作成するドキュメントはOpenTypeフォントの使用がおすすめです。

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 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
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 とにかく急ぎ!
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 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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