ストーカー50

2022-12-10 07:38:29 | 日記
なんと、ハルキ君に「ご飯食べない?」と言われて呼び出され、ワクワクしながら、小走りにお店に向かうと、既にハルキ君は来ていた。

そして、深刻な表情のままマイさんの姿を見つけて手をふった。

…どうしよう…なんだか、雰囲気が違う…。

そもそも、ハルキ君から食事に誘われたことは、ほとんど無い…。

…いい話かも知れない…と、足取り軽くやって来たが、実は、良くない話?

テンションが急激に落ちて、足取り重くテーブルに近づくと、気まずそうに座席に座った。

「ごめんね。ハルキ君が先に来ていると思わなかった…」

「……」

「えっと…、何かあった?」

マイさんは、ハルキ君の顔が見られない。

「実はね…」

深刻な顔をキープしたまま、ハルキくんが語りだした。

「思った以上に、良くない状態だったんだ」

「え?!ど、どういうこと?!」

ハルキ君が、喉を指差した。

「え?!え?!」

マイさんは、次の言葉が見つからない。