なんと、ハルキ君に「ご飯食べない?」と言われて呼び出され、ワクワクしながら、小走りにお店に向かうと、既にハルキ君は来ていた。
そして、深刻な表情のままマイさんの姿を見つけて手をふった。
…どうしよう…なんだか、雰囲気が違う…。
そもそも、ハルキ君から食事に誘われたことは、ほとんど無い…。
…いい話かも知れない…と、足取り軽くやって来たが、実は、良くない話?
テンションが急激に落ちて、足取り重くテーブルに近づくと、気まずそうに座席に座った。
「ごめんね。ハルキ君が先に来ていると思わなかった…」
「……」
「えっと…、何かあった?」
マイさんは、ハルキ君の顔が見られない。
深刻な顔をキープしたまま、ハルキくんが語りだした。
「思った以上に、良くない状態だったんだ」
「え?!ど、どういうこと?!」
ハルキ君が、喉を指差した。
「え?!え?!」
マイさんは、次の言葉が見つからない。