『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
「コン…」
また、次の個室もノックしている…。
私の事探してる?
だって、個室をノックして、誰もいないのに…また次の個室をノックするなんて…。
変だ…。
どうしよう…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ…………』
立ち止まった?
隣の個室の前だと思う…。
ノックの音がしない…。
何だろう…。
だけど、次は、私が入っている個室の番だ…。
とにかく、息を潜めて、足音を聞いた。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
……え?遠ざかった…。
私が入っている奥まで来ないで、引き返していく…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
足音は出て行った。
そして、足音は、渡り廊下の方へ消えていく…。
怖くて、なかなかトイレから出られない…。
「日の出公園の入口で待ってて~!」
人の声だ。
誰かがトイレに来た。
良かった…。
『バンッ』と勢い良く扉を開ける。
手を洗うのも忘れて、急いで渡り廊下へ。
(とにかく、“人”を確認したかったんです)
「先、行ってて!」
上級生が走ってトイレに入ってきた。
とにかく、急いでさっきの足音の主の姿を探した。
あの足取りなら、まだ渡り廊下の途中にいるはずなのに…。
『誰もいない…』
何だったんだろう…。
どうして、私が追われたんだろう…?
私でなくても同じだったのかな…?
考えても考えてもわからない。
教室に戻る頃には、意外と冷静になっていた。
つづく。。。
「コン…」
また、次の個室もノックしている…。
私の事探してる?
だって、個室をノックして、誰もいないのに…また次の個室をノックするなんて…。
変だ…。
どうしよう…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ…………』
立ち止まった?
隣の個室の前だと思う…。
ノックの音がしない…。
何だろう…。
だけど、次は、私が入っている個室の番だ…。
とにかく、息を潜めて、足音を聞いた。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
……え?遠ざかった…。
私が入っている奥まで来ないで、引き返していく…。
『ぱたっ、スー、ぱたっ、スー…』
足音は出て行った。
そして、足音は、渡り廊下の方へ消えていく…。
怖くて、なかなかトイレから出られない…。
「日の出公園の入口で待ってて~!」
人の声だ。
誰かがトイレに来た。
良かった…。
『バンッ』と勢い良く扉を開ける。
手を洗うのも忘れて、急いで渡り廊下へ。
(とにかく、“人”を確認したかったんです)
「先、行ってて!」
上級生が走ってトイレに入ってきた。
とにかく、急いでさっきの足音の主の姿を探した。
あの足取りなら、まだ渡り廊下の途中にいるはずなのに…。
『誰もいない…』
何だったんだろう…。
どうして、私が追われたんだろう…?
私でなくても同じだったのかな…?
考えても考えてもわからない。
教室に戻る頃には、意外と冷静になっていた。
つづく。。。
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