君は誰？37

「『降霊術などは、うまく行くはずもなく、おそらく遊びの延長線だ。

椅子に縛り付けられていた少年は、動けないまま夜を過ごした。

翌朝、朝早くに登校した用務員さんが、意識を失った少年を見つけて救急車を呼んだ。

そして、その少年は、それ以降学校には登校しなかった。

転校した…という事らしいが、真意はわかっていない…』」

3人は、椅子を見つめると、息をのんだ。