遊asobu☆による保育士向上委員会

子育て中の方や、これからの保育士の方々のためになる、発達や保育ブログ、他バドミントン練習日記など。

療育的な子どもの見方を保育所はじめ、みんなに知ってもらうためには、、

2017年02月11日 | 障害児支援

療育の考え方をもっと身近に感じてもらうにはどうしたらいいのかなって、、

 

療育の支援者を見ていると、、

 

とても熱心で、勉強もしてね

 

あちこちの研修もいって2、30年長く勤め上げていて、

 

自分の私生活を犠牲にしてまでストイックに支援して頑張っている先生がたくさんいる

 

それは子どもの今ある課題を細かく見つけ出して、

 

必要な支援を出来る限り早くすることにとても貢献している

 

一方で、、

 

そんな知識や経験を豊富にもっている先生が中心になっているので、、

 

スタッフを募集するときには療育の質を保つため

 

一定の経験と知識を求めます!となる

 

そうなると、一般に若い指導者が育ちにくいんだよね

 

経験の浅い、若い支援者が入ってきても、(保育士自体が少ないですが、お給料は保育所より多少多い)

 

研修行って、自ら勉強もして、先輩の一挙手一投足に神経を集中して、

 

自分のものにしてください!みたいなね

 

子どもは待ってくれないので、即戦力を求められるって現場の都合もあるけれども、、

 

それでちょっとしんどくなったり、ついていけなくなって

 

辞めてしまう、、

 

でも経験や知識がある人は、

 

後継者を育てるのも仕事のうちなんだよね

 

それは療育的手法を広めるためでもあるしね

 

ついていける人だけでいいなんて思ってたら、

 

あのブラックな会社のようなマインドと一緒になるし、

 

一番の理解者でないといけない保護者自身がついてきてないってこともありえるし、

 

子どもがこうありたいって気持ちを置き去りにして、

 

こうあってほしい!という、支援者の想いを優先することにもなり、

 

それはともすれば支援者の自己満足に陥ってしまう、、、

 

このようなことは発達支援センターなどの専門機関で見られる光景でね

 

放課後等デイサービスでは真逆な事態になってるけれども、

 

その中間あたりに理想があるのではないかなって、、

 

あまりにも子どもの荒さがしをするような目で見ると、

 

子どもも嬉しくないだろうし、支援する側もマイナス思考でこの子は将来はどうなるんだろう、、って

 

そんなことばかり考えなくちゃならなくなる、、

 

今の子どもをまず受け入れて、思い切り自分を出す、やりたいことを思い切りするってことも、

 

同時に進めていって、自己肯定感を満たしつつ、課題にも目を向けるというようなことが必要で、、

 

あと、短期的な視点ではなく、将来、大人になってどうかという長期的な視点をもつってことが、

 

子どもにも支援者にも余裕を持たせることになるし、

 

あまり急いで理想的なふるまい方が出来るようにって思いすぎると、

 

それはそれで人格やその子どもの人権を認めていないことにもなるって思うし、

 

療育的な手法をみんなに知ってもらうには、

 

敷居を低くして、

 

認知面や読み書き計算、コミュニケーションや運動能力などなど子どもにはいろいろ課題はあってもね

 

保護者の方も手軽に家や外出時にもできたり、

 

将来を考えて、支援内容を生活習慣にもっと重きを置いたりするとか、、

 

食器洗いや料理、洗濯、掃除とかね

 

実生活に結びつくような支援も大切にしていくことが、

 

保育所や世間のみんなが療育ってことを知ってもらえることにもなるのかなって、、

 

それが社会全体の障害受容に繋がるといいし、

 

それは障害のある人や保護者にとって、とても重要なことかなって、、

 

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支援計画が引き継がれない不利益

2017年01月21日 | 障害児支援

せっかくその子どものために事業所が考えて立てた支援計画を引き継がれないってことがあってね

 

また一から内容を考えてやり直しになる

 

学校によっては最初から拒否を示していて、

 

何のプライドなのか、学校の方が上と思っているのかわからないけど、

 

そんなものいいです!みたいなね

 

私の場合でも放デイの時に、

 

学校と繋がりのある支援を放課後にしたいので、教えてくださいって言ったら、

 

繋がりのあるって何ですか?必要ありません!って、、

 

また、就学前の発達支援センターから学校への支援計画の引き継ぎも、

 

最初から門前払いだったり、、

 

中には聞かせてください!って子どものためにとあれば何でもありみたいなところもあるにはあるけれども、、

 

発達支援センターと保育所でも支援方法を共有できないってこともある

 

保育所は教えられる立場ではない、こちらが子どもを長く見て主体的に支援しているので、、

 

みたいな

 

それは子どもにとってどうなのかって一度考えてみてほしい

 

発達障害の特性的に場所が変わると支援方法が変わるみたいなのは

 

わかりにくくなるし、定着もしにくくなる

 

そして一人一人に合わせた支援内容になっているので、

 

また一からとなると先生によって全然べつのやり方に変わる可能性もあり、

 

支援学級の先生は療育的視点を知らない方も実際にいたり、、

 

放デイにはいろいろな事業所があるので、、

 

学校が伝えても実践できないところもあるだろうけど、

 

そんな事業所にとっても学ぶ姿勢があれば、

 

学校と連携していい支援が出来ることもあるのでね

 

発達支援センターと保育所、幼稚園、小学校、支援学校間の連携は子どものためを思うなら、

 

情報交換は当然なんだけども、、、

 

記事では

(全国の計42施設を抽出した調査で、中学は卒業生の15%、高校は6%しか進学先へ計画を引き継いでいなかった。小学校は79%、保育所は35%、幼稚園は47%だった。)

 

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じっと座っていられない子の支援

2017年01月16日 | 障害児支援

じっとしていられなくて、

 

座っていられない子どもっていますよね

 

そんな子どもの考えてることって、、

 

まず話がわからなくて、退屈!してるかも?

 

長く意味のわからない話を聞くのは誰でも耐えられないってこと、ありますよね

 

また、体がきつい!ってことも、、

 

ただ単に座る姿勢が苦しくて、座ってられないってこともあるかも?

 

体重を感じるバランス感覚に問題があったり、

 

体幹がまだ弱く、支えられなかったりね

 

また周囲の環境として、

 

他児と近すぎて違和感があったり、

 

音や物に気を取られたりね

 

様々に感じていることがあると思われ、

 

周囲の状況や感じていること、考えていることをあれこれ想像すると、

 

座れない原因が見えてくるかもです

 

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放課後等デイサービス 基準見直しに向けて

2017年01月06日 | 障害児支援

ずっと懸念されていた支援内容の質の問題ということがあって、ようやく動き出した感があるなと、、

 

放課後等デイサービス 平成29年度から施行 見直し案1.障害児支援等の経験者の配置① 管理責任者の資格要件を見直し、障害児・児童・障害者の支援の経験(3年以上)を必須化② 配置すべき職員を「児童指導員」「保育士」「障害福祉サービス経験者」とし、そのうち、児童指導員又は保育士を半数以上に

2.「放課後等デイサービスガイドライン」の遵守及び自己評価結果公表の義務付け

 

※猶予期間がどれくらいになるのかわからないけど、それまでに保育士がどのくらい増えるのか、、 足りないのは目に見えてるので、このままだと閉所に追い込まれるところも出てきそう

スタッフの首切りと保育士、児童発達管理責任者の囲い込みが始まるだろう

これが本当に放課後等の障害児支援内容の質の向上につながればいいんだけどね

 

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発達障害の診断名についての考え方って、、2

2016年12月19日 | 障害児支援

発達検査を受けないってことについて、、

 

保育者や心理士から気になることがあるからって、、

 

検査を勧められても、

 

断固拒否する保護者の方っていてね

 

それをどう考えるか、、

 

とてもデリケートな問題で、

 

保育者なんかが想像もつかないようなこともあったりするけれど、、

 

でもね

 

世間の障害受容がもっと進んでいたら、

 

そこまで拒むこともないはず!って思って、、

 

あと、子どものことを考えると、

 

早目にその子に必要な支援をしたいっていうのが、

 

保育者としての本音であって、

 

またそれを受けられないで生活し続けて、

 

子どもが大変な思いをし続けるってこともありで、、

 

世間の壁は障害のある子どもとそのご家族にとっては、

 

とても分厚いんだなって、、

 

ほんとなんとかせねばっ!

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