遊asobu☆による保育士向上委員会

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わかりやすい自閉症理解本

2016年12月14日 | 障害児支援

わかりやすい自閉症理解の本だったので、

 

『自閉症の特性理解と支援 TEACCHIに学びながら 藤岡宏 著』

 

保育者や通級学校の先生にもおすすめ☆

 

見え方や聞こえ方、感じ方の特徴についてや、

 

耳で聞く言葉よりも目からの情報がわかりやすいこと、

 

コミュニケーションについての特徴など、

 

自閉症の特性についての解説だったり、

 

特性に応じた、支援方法をわかりやすく説明しています!

 

あまりに拙速に自閉症かも?!って考える必要もないけれども、

 

その症状が顕著である場合は、専門家につなぐことや、

 

支援の方法について工夫してみるのもいいかもって思います

 

あー当てはまるなーって子どもが保育や学校現場にいるんじゃないでしょうか

 

そういう子どもは気付かないうちに、とても困っているのかもしれないです

 

なので、気付いてあげてその子どもに合わせた支援をすることによって、

 

子どもも支援者も楽になれるし、

 

もっといい関係性を築けるかも!

 

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発達障害の診断名についての考え方って、、

2016年11月23日 | 障害児支援
診断名とレッテル張りについて考えてみようかと、、





当事者の保護者の方が気を悪くされたり、傷つけることになったら、






意図していることとは違っても、大変申し訳ないのですが、、





保護者さんの想いとしては、





診断名がついてホッとするってこともあって、、





子どもの問題は子育てやしつけの問題じゃないって、





いろいろ悩んでたことがスッキリするというか、





周囲にいろいろ言われて辛かったことも、





診断名がつくことで解放されるっていうかね





あとは本人の周囲が、





この子はこういう苦手なところや特徴があって、





ある部分、支援というか受け入れる必要があるんだってね





人間関係なんかでぶつかった時に、





合わせてくれるみたいなことがあったりね





でもそんな様子を何度も保護者の方が聞くと、、





診断名を利用して外では甘えている!みたいな受け取り方をして、





家庭では厳しくしてしまうということもあったり、、





でもそれを聞いて逆ではないかなって複雑だったんだけどもね





まずはお母さんがその子の障害受容をして、





ありのままを受け入れる必要があって、





まずは家が安心して過ごせる場所であるってことが必要で





お母さんだけは私のことを理解してくれているみたいなね





外で気を配られる機会が増えたとしても、





それ自体が辛かったり、やっぱり理解してもらえないことも多いだろうしで、





なのに家庭でも一番の理解者であるはずのお母さんから厳しい目で見られたら、、





落ち着いて安心して居られることができなくて、





それがまた外での問題となって現れるみたいなね





あと発達検査をおすすめしたとしても、





頑なに拒むこともある





支援する側としてはそういう保護者の気持ちにも寄り添えることも必要でね





上から必ず検査を受けなければいけない!という姿勢ではね





保護者さんの気持ちをさらに頑なにさせることにもなりで、、





そこには診断名がつくことによって、、





人生の岐路である進学や就職、結婚にマイナスじゃないかとか、、





周囲の目を気にすることとか、





親戚や友人など今ある人間関係に影響があるのではとかね





様々な想いがあるんだってことを、、





支援する側は理解しながら、保護者の方も本人も支援する必要があると思う





また支援する側があまり診断名に囚われて、





本人自身を見ないで、診断名を通してしか、





その子どもを見なかったら、それはそれでね





本人の個性や人格を認めていないことにもなりかねないので、





診断名の特徴はそれはそれとして背景にあるものであって、





全く専門書なんかの解説通りの人なんていないし、、





まずはその子自身を認め、受け入れる必要があると思う





なので私は若い実習生やボランティアの方には、





診断名からのレッテル張りをしてほしくなくてね





まずはその子自身をまるごと受け入れてほしいと思って、





あえて診断名を伝えないようにしていました





いろんな保護者の方の想いもありますが、





まだまだ世の中の障害受容がすすんでいないってことが、





問題だなって、、、



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障害のある子どもの支援学校と支援学級の選び方って?

2016年11月10日 | 障害児支援
支援学校と支援学級についての考えを私なりに、、、





まず重度の障害のある子どもは支援学校、軽度の子どもは支援学級っていうのが割と一般的なのかな





でもここで一番左右されるのは親御さんの想いなんだよね





何が何でも通級や通級+支援級って考える方がいて、、





反対に軽度でもやっぱり子どものこと考えたら、支援学校でしょ!って考えもあって、、





そこには様々な想いや考え方があって、、





基本は親御さんの意向を尊重する形がいいんじゃないかなって思うんですが、





入ってみた学校が子どもの利益になっているのかってことが一番の問題であって、、





思っていたのと違う!みたいなことがあったりね






私が支援した子どもでも、





小学校は支援学校、中学から通級+支援級に替わったんだけども、、





やっぱり支援学校がよかったかなってなってしまった!





それは支援学級の先生の障害理解があんまりだったり、






支援学校では一番できる方で、よく褒められていたのが、






逆に一番ダメ出しをされるようになってしまったっていう、、






そんなこともあって、ストレスを抱えて帰ってくるようになってしまった、、






支援学校は先生も多くて、子どもそれぞれにきちんとした支援計画が細かくあって、、






勉強や作業、グループワークや遊び、行事の練習なんかで充実した内容であったりで。






基本的にはいろいろな専門的支援を受けられるってこともあるけれども、、






定型発達の子どもや社会との接点はあまりないっていう、、






交流で行き来はあってもね、、






なのでストレスがあまりなくて、居心地はいいんじゃないかな?





一方で支援学級は、、





学校によって差がありすぎるって感じるんだけども、、





あの学校は手厚くよくしてくれるけど、あの学校は通級に入ってる時は、ほったらかし!みたいなね





なので地域の学校の情報はたくさん集めてよく考えた方がいいかなって、、





支援員の人数や異動もあるし、、





ただ定型発達の子ども達と一緒に過ごせるのは貴重であって、、





よくいい刺激になるっていうけれども、、





定型発達の子どもがいつも傍にいていろいろなことを同じように、





自分もできるはず!と頑張ってやろうとしたり☆





お互いの理解も深まるってことが大きいかなと、、





ただリスクとしては、いじめられる可能性や自尊心が傷ついてしまうってこともあるのかも、、





あと露骨に差別的な発言を定型発達の子どもの保護者からされるってことが未だにあるようで、、




そう考えると、保護者の立場でも地域の学校に通うには辛い面もあるのかも、、





でも私の個人的な考えは、





基本的には親御さんの意向に沿うのがいいって思うし、





もっと障害に対する理解を進めるためにも、





どこの通級や支援学級でもいい支援が受けられるようにするってことがまず必要で、、





小学校、中学校、高校の途中でも支援学校に移れる柔軟さ(その逆も)が欲しいなって、、、



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障害のある人と向精神薬

2016年10月25日 | 障害児支援
この仕事をしていると、向精神薬を使っている子どもに出会う






薬を使うと落ち着きが出たり、人の話をよく聞けるようになったりする






それは人格が変わってしまっていると言えて、、






薬は直接脳のある部分に作用し、人の精神的な部分に影響



する
んですね





しかし明らかに性格が変わってしまっているので、、





その子の個性やらしさまで消えてしまっているように見えて、、





それは人権侵害まではいかなくても、、





周囲の支援の難しさ、保護者の子育ての難しさはたくさん見てきて身にしみてわかっている上でね 





第三者としてみると、、






脳の器質的な部分に問題があり、それを解消するのだから、怪我や風邪を治すために薬を飲むのと同じと考えるってこともあるけれどもね






そう単純にはどうしても思えなくて、、






それは体の部位ではなく、その人の人格、いわば本人であることの本質を変えてしまうところがあるからで、、






人であるかぎり欠点のない人はいないので、、





性格にしてもどこかしらに欠点(不全状態?)は誰にでもあるのに、障害のある人にだけ、薬を使うのはどうしてもすんなりと受け入れられないところがあって、、






家を破壊したり、周囲に暴力をふるったりで周囲や本人に危険が及ぶくらいの場合ならわかるんだけども、、





そういう場合、薬なしで理想的に支援をする方法はなかなかないんだろうって、、





薬を使わないで部屋に閉じ込めたり、体を縛ったりという方法になってしまったらそれはそれで、、ね





そうなると他の人権侵害の問題の方が大きくなるので、、





そこまでいかない場合はね





薬を使わずに周囲の支援者が大変すぎず、保護者も大変すぎないようにその子どもへのもっと様々な支援があれば済む話ではないのかなって、、





ある保護者の方がしみじみと言ってたことでね





今日は薬を飲んでなかったんで、この子らしいところがあったと思います☆って、、





これがこの子本来の姿だったと、、 





本来の姿にもいいところはあるんです!って






そんな保護者の想いを踏まえた上で、保育者は単純に薬を飲んでる方が支援しやすいからってことじゃなくて、、






あくまでも大変なのは保育者じゃなくて、





正しい行動ができず、またどうふるまえばいいのかわからない、本人であるって意識で保育者は支援するってことが大切かなって、、、



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障害はなくせる?!

2016年09月23日 | 障害児支援
平成28年度から障害者差別解消法が施行されました





個人的には解消って言葉よりも、禁止!にしてほしかったところですが、、





その内容を簡単に言うと、、





障害のある人が何かをしたい!って考えた時に、





何かが邪魔でできないことがありますよね





そういった場合に、可能な限り、その邪魔なものを排除する努力義務が周囲にはできたってことで、





たとえば、何かのサービスを受けたい時には必要な支援や環境整備ができたらそのサービスを受けることが可能である場合には、





その必要な調整をしないといけない!ってことになります





莫大なお金や人手が必要でない限りですが、、





私が管理者をしていたときでも、、





スタッフから他の利用者の迷惑になるとか、





スタッフの手を取られすぎるような子どもは辞めさせて欲しい!とか、





利用させないようにしてほしい!ってことがあって、、





(その言葉自体、障害受容が出来ていなくて、支援者としてどうなの?って発言で、問題視しましたが、、)





私としてはどのような子どもでも保護者の方が支援を求めていて、子どもの利益になるのならって想いがあるんだけども、、





そういう場合でも最初から拒否するとか受け入れるとかじゃなく、、





何が出来て何が出来ないのかを客観的に考えて、利用者側と施設側で充分に話し合って、、





出来ることはこういう支援なり環境設定ですと施設側が説明をし、





それを受けて利用者側が納得できるかどうかっていう、




過程を経ることが大切になるっていうことですね




今までは自分の声さえなかなか上げられずに、障害のある人のやりたい!は抹殺されてきた




今回はその声に耳を傾け、話し合い、何が出来るのか、何ができないのかを話し合いましょう!ってことで、





合理的配慮って言うそうですが、民間は努力義務とは言え、一歩進んだのではないでしょうか





今後はその話し合いの機会や可能である具体的配慮が行われているのかをチェックする必要があると思います





そう考えると、やっぱり、、





『障害』ってその人が常に持っているものではなくて、支援者を含む、周囲のこと!






なんですね!





なので障害に対する周囲の知識や理解も含めて、必要な支援があれば、究極は障害を無くせる!と思うのです☆






これを機会に周囲に障害のある人は、





何に困っていて、何を必要としているのかを





周囲の人が理解するきっかけになるといいなって、、






誰もが高齢や不慮の事故などで障害のある人になる可能性があるということもあるけれど、





障害のある人も当たり前に自分の人生を自分らしく送れるってことが、





本当の意味での先進国ってことじゃないかって、、、



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