遊asobu☆による保育士向上委員会

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児童福祉的視点でソロモンの偽証を見ると…

2024年07月28日 | 児童福祉な映画

こんにちは☺ 保育士の地位と保育の向上がしたい!保育士向上委員会ブログです!

 

今回取り上げるのは、子どもにお勧めの映画『ソロモンの偽証』についてです。

 

 

 

保育や教育を目指している人に見てほしいなって。



いじめが中心のテーマだと思われるけど、いろんな社会の課題が含まれている。

マスコミの軽薄さ、学校の保守的なところ、保護者のエゴ、形式的な捜査をする警察など、それらのどこにも正義はない。

まだ社会に出る前の、真っ白で純粋な子どもの内にのみ正義がある。

子どもは社会を映し出す鏡だ!って本当によく言ったもんだ。 私も経験があるけど、子どもから教わることは本当に多い。

自分の過ちに気づかされて、ドキッとすることもある。 作品中の藤野さんにやりこめられる先生の気持ちもよくわかる。 

あの前編の終わりの、永作さんにはドキッとさせられた。

いじめは子どもの周囲にいる大人が気づけるように、日々子どもと向き合い、関係性を作っておくことが大切。

素直にヘルプを出せる大人がそばにいることと同時に、いじめる側の心の闇に気づいてあげられる大人がいることも大切なこと。

子どもが被害者にも加害者にもならないようにするのは大人の大事な仕事。

そして保育や教育は、子どもはまだまだこれからの存在であって、成長を信じられる人間しかやってはいけない仕事だって思う。

子どもの問題行動を子どもが悪いからと子どものせいにするようでは、あなたの仕事は何?ってことになる。

教師や保育者、保護者などそばにいる大人は、子どもがリスクのある行動を取らないように必要なことを伝えることと、万一問題が起きたら、そばにいる大人が責任を感じなければいけない。

子どもの成長に対応して、必要なことを伝えていくのが教育や保育の仕事であって、成長途上の子どもを責めるのが仕事ではない。

子どもを責めたり、罰を与えて終わってしまっては何も変わらないし、大人や社会にとっての教訓にならない。

子どもの問題行動の背景を考えることで前に進むこともできる。その目的は、社会に貢献できる人間の健全育成であること。

その人格形成の途上での問題は、大人が第一に責任がある。

 



映画館で見てよかったって思った。 生徒達の演技もすばらしい! 原作を読む方が良さそうだけど。

小学生の高学年辺りから、ぜひ見てほしい!

一番好きな映画の一つになった。



※ 私は子どもたちには自殺はしてほしくないって思っています。 今は辛くても、幸せになりたいって思っている、あなたがこの世にいる方が嬉しいです。

いのちの電話
 



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