フリースクールやすづか学園物語

新潟県にある不登校生の居場所「やすづか学園」での毎日がここに・・・。
すたっふ・ひろたが綴ります♪

カヌーは人生ですよ

2010年09月27日 20時33分19秒 | Weblog
カヌーのそばで、泳いでいる人がいる!って感じの写真をアップしました。

好きこのんで泳いでいる訳ではないんです、肌寒い小雨の日でしたしね……


10月7日の関川カヌー下りを目指して、頸城区大池でカヌーの漕艇技術向上に励んでおるわけなんですが…

どーにもこうにも水が怖い女子生徒がおります。プールでおぼれかけたトラウマがあるそうです。「絶対カヌーなんて乗らない!」と言っておったのですが、スタッフH田が「ま、やってみようよ~」と上手いこと誘ってボートに乗せたのが、この7月でした。

初回は、「ぎゃーん!うわーん!死ぬー!」とぼろぼろ涙をこぼして絶叫しながら泣いてたこの子も、そのうちなんだか水に慣れ、H田と二人乗りカヌーには乗れるようになったのですよ、凄い成長です。

9月22日の練習日は、一人乗りカヌーで大池一周のプログラムでした。「絶対乗れない!、ダメ!」と言いながらも、H田が「楽しいよ!みんなと漕いでみよう、絶対できるよ、大丈夫だよ~」と誘うと、なんとかカヌーに乗り込んだのですが。。。。

カヌーが動きだしたとたん、「やっぱ、ダメ!死ぬー」と言い出したので、H田はそのまま池にどぼんと体全体で入ったのでした。

「大丈夫、私がついてるし、わっはっは~(寒っ!)」と、H田がカヌーのすぐそばにいるので、その子もなんとか泣きやみました。

カヌーの後ろにつきながら、H田はパドルの使い方を指導し、その子はなんとか一人で乗れるようになったのです。

最後には、みんなと一緒にパドルを使うようになりました、みんなと漕艇するのは楽しいのよね。


もちろん、私達スタッフは、無理矢理カヌーをやらせようと思ってるわけではありません。どうしてもイヤなら、イヤでいいんです。
でも、イヤにもいろいろあって、イヤの壁を越えるとなんか成長するような匂いのする子は、こうやって水に飛び込んででもやらせてみるのですよ。

H田さん!ご苦労様でした!風邪引かないでね!