
スピンドルといって糸(主に羊毛)を紡ぐ道具です。
左はたぶん南米のもので恩師にもらいました。きれいな装飾がほどこされています。
中心の穴に棒をさして軸を回転させ毛(綿状のもの)に撚りをかけていくと糸になります。
右は作家さんの手づくりスピンドル。とても軽いので繊維の短い綿を紡ぐのによいです。
デザインは違えどスピンドルは世界中あちこちで見ます。
インドではタッサーシルクという野蚕を紡いで糸にするのですが繭から引き出した繊維を
膝で撚りをかけて糸にします。
結城紡ぎの糸は繭(真綿)から手でするすると繊維を引き出し”おぼけ”という桶に入れていきます。
無撚なのですが絹は繊維が長いので他の繊維に比べてとても丈夫なのです。