スーパーミーハージェネラリスト中村貞裕氏に聞く(後編) これからは、住まいにしても仕事にしても「シェア」という考え方が、大きな柱になる nkbp.jp/14AbHgf
自分の事は一番自分がわかっていると昔は思っていたけれど、どうも自分は自分の事を思っているより知らないのではないかと思うようになった。もっと言ってしまえば、自分がわからないどころか自分はコントロールが利かないと感じている。
私達が自分と呼んでいるものは意識できている領域で、そこで起きている事はある程度説明ができるけれど、でも本当は無意識の領域は思いのほか大きくそこが起こす事は自分にとってはまるで他人的に捉えられる。脳が把握して判断してもそれが無意識の領域であれば自分がやったとは感じにくい。
僕は競技をやっていく上でモチベーションと心理がとても重要だったから、自分を観察していたけれど、その作業は自分が感じている事を探るというより、自分の表情や行動言動から自分の心理を推測するような作業だった。誰かに会い愛想笑いをしている自分を観察しておいて、あとで推理する。
現役の時、自分がしゃべっているインタビューを後で聞いてこれは危ないと思ってハードルを封印する一年を取った。僕は妙に興奮していて、前のめりにしゃべっていて、これはあと北京までの2年持たないと思った。だから休む意味でもハードルを止めた。
自分の状態を完全に観察するなんて難しいから、鏡が必要になる。それは自分を他者的に見る事で、他人を観察するように自分の振る舞い、表情、声のトーン、気分で察するしかない。僕が社会に出て驚いたのはみんな想像以上に自分を推理していないという事。だから限界までいって燃え尽きる。
【終わり】自分はこうであるべきだという考えが強すぎる人は、自分を観察する時に、自分で自分を裁いてしまう。でも残念ながら自分は自分でしか無く、そして裁いている基準は自分が人生で周辺から押し付けられた価値観である事が多い。自分を他者として扱い、眺め、あるがままを受け入れる。
僕の昭和人論は戦中派からの「虚のメッセージ」というコンセプトをめぐるものです。「虚のメッセージ」というのは抑圧のことです。「集団的に経験したことを言語化できないという事実がある世代の集団的性格をかたちづくっている」ということって、あるんです。
『潮』の取材だん。お題は「学校教育」。公教育は国民国家の次世代の成員の成熟を支援するためのシステムですので、「国民国家内部的」な制度です。だから、脱国民国家をめざすグローバル資本主義とは食い合わせがよくありません。
グローバリストは「教育の受益者は本人である」という立場をとります。自己の学習努力の成果は本人が排他的に占有できるという考え方です。知識も技術も免状も資格もみな本人のものです。でも、そう考えると当然「じゃあ、受益者負担で・・・」という話になる。
自己努力の成果を独占したいなら、自己責任で教育を受けてくれ。なんで自己利益を増大させる事業にわしらが税金を投入しなくちゃいけないの?という話になります。19世紀に公教育導入に反対したアメリカの納税者の言い分です。教育の受益者が本人なら、教育コストも自己負担しろ、と。
これを覆すロジックは「公教育の受益者は本人ではなく、社会全体である」というものでした。でも、このロジックは学校が国民国家内部的な制度であり、公教育を受けた子どもは公教育を受けていない子どもより高い公民意識をもち、公共の福利を配慮するという前提に立たないと成立しません。
国民国家が崩壊し、グローバル化するということは、全員が公共の福利を配慮する義務から解除されるということです。そのとき「じゃあ、公教育なんか要らないじゃない」という話になります。必ずなる。もうなっているかも。
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