私達のような職業は自分の肖像を切り売りして収入を得る時があるのだけれど、実はそこは微妙な所で、写真をどこかで使われていたりネットで写真を掲載されたりという事は時々ある。お店に有名人の写真を貼るのはokでも、外で看板のようにすると少し問題になる。
僕の肖像はそんなに価値が無いから目くじら立てるほどではないけれど、もっとそれに価値がある人とその管理会社はそれをモグラたたきのように必死に叩く。日本のマネジメント初期の頃は肖像権というものがあるという事を認知させるのが仕事の一つだったと言っていた。
でもふとある時、そういえばチェゲバラの肖像権はどこにあるんだろうという事が気になった事があった。新渡戸稲造の肖像権は確認とったのだろうか。歴史的人物になると肖像権は個人のものから公的なものになり、誰でもそれを使用できるのだろうか。
亡くなった人の肖像権を管理している会社もあるから、故人になれば肖像権がなくなるというわけでもないんだろうか。もともと昔は肖像権等無くて、自分を映したものに権利なんて無かったように思う。どこでその権利が生まれたのか。
ダライラマが肖像権を主張しているようには思えない。どこかのタイミングで本当に公的になった人の肖像権はパブリックになり、自分を映したものが自分だけのものではなくなるのではないか。よく使われるアイコン等と同じように。
【終わり】権利の行き先に僕はとても興味がある。それは自分のものとみんなのものが重なる場所という事でもあって、日本代表になった時自分の競技が自分だけのものではなくなった感覚からきている。
今週末公開の映画のご紹介。『世界が食べられなくなる日』。“遺伝子組み換え”と“原子力”、二つのテクノロジーには三つの共通点がある。それは・・・。『未来の食卓』『セヴァンの地球のなおし方』 の監督作品。 ow.ly/lIFWm
改憲に対してアメリカ政府はreluctantですが、それは集団的自衛権の行使を日本に許すことにアメリカが得られる軍事的利益と、憲法9条の重石がなくなるせいで日中韓の間に生じるフリクションを緩和するための外交的負荷を考量すると後の方があきらかに大きいからです。
それにホワイトハウスではすでに自民党の改憲草案の英訳を読んで天を仰いでいるはずです。「あのさ、この現行憲法と自民党改憲案を二つ並べて、『どちらが改正後ですか?』ってアメリカの中学生に訊いたら100人中100人が現行憲法を指さして『こっちです!』と笑顔で答えるよ。」
それは自民党も実は分かっている。だから自民党草案を有権者に配付しません。自信があったら「とにかくこれを読んで下さい!」と現行憲法と改正案を二つ並べたものを全国の街角で配付しているはずです。でも、しない。読まれたら有権者がびっくりして「やだよ、こんなの」となることがわかっている。
ですから改憲派は今でも改正案の中身については言及しません。言うのは「占領憲法だ」という制定手続きについて、「硬性憲法はよくない」という断定と、「ドイツでは戦後数十回改正されている」という「外国では・・・」という無意味な比較だけです。
アメリカの強硬な態度を見た改憲派の一部からは「草案を全面的に書き換えて、アメリカから『これくらいなら、まあいいか』とOKが出るクオリティにしないと改憲なんか無理だよ」という声がもう出ていると思います。でも、一度世に出しちゃったからもう引っ込みがつかない。
それに「アメリカから押しつけられた占領憲法が諸悪の根源だ」と言い募る人たちが「アメリカからOKが出ないと改憲はできない」という現実を前にしてしょげているという風景がまことにシュールです。アメリカからOKが出たので改正しましたというのならそれは「占領憲法」でしょ・・・
100万人のキャンドルナイト。宇宙から地球のキャンドルナイトを見たら、どのように見えるだろう。煌々と輝く日本の灯りがまず消えて、中国が消えて、ロシアが消えて、ヨーロッパの灯りも消える。暗やみのウェーブが地球上を走る。そんなキャンドルナイトになったら、どんなに素晴らしいだろう。
米原子力規制委員会(NRC)の委員長だったグレゴリー・ヤッコ氏、福島県浪江町を訪れた後、次のような印象を語った。「家族がばらばらにされ、いつ戻れるかわからない生活を強いられている。二度とこんなことが起きないと保証できない限り、新たな原発の建設には賛同できない」。
「使用済み燃料プールの底にある燃料は必ず移さなければいけない。何年かかるのか。今年末から燃料の掴みだし作業が4号基で始まるかも知れない。1331体もプールの底に沈み、一体も掴み落とすことなく安全な場所に移せるのか。1~3号基にも燃料プールがあり、その中にも沈んでいる」(小出裕章)
「炉心にあった核分裂生成物が溶け落ち、どこにあるかさえわからない。水を入れ破壊を食い止め、これ以上放射性物質が噴き出ないよう2年以上続けている。しかし一度に4機もの原子炉が壊れるという人類が経験したことのない深刻な事態が進行している。私もどうしていいかじつは分らない」(小出裕章)
権威主義国家は、好ましくない情報の自由な流れをブロックするために、情報テクノロジーを利用している。最終的には、世界のあらゆるインターネットがさまざまな政府による詳細な監視の対象にされるようになるだろうbit.ly/13kppWx フォーリン・アフェアーズ・リポート
東京新聞:「国防軍」に若者は来るか:私説・論説室から(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/column…