*********************************
「中村晃サヨナラ打!松井裕救援失敗帳消し打で侍J予選全勝」(11月15日、スポニチ)
逆転に次ぐ逆転の激戦制した!世界ランキングの上位12ヶ国が出場する国際大会「プレミア12」は15日、台湾の各地で予選ラウンドが行われ、日本は中村晃外野手(26歳=ソフトバンク)が9回裏にサヨナラ左前打を放ち、「6‐5」でヴェネズエラに勝利。予選ラウンド全勝を決めた。
1点リードの9回表、松井裕(楽天)が逆転を許し、1点を追う展開で迎えた9回裏。1死満塁から暴投で同点に追い付き、1死満塁で中村が打席へ。フル・カウントからの6球目、高めのボールを逆方向へ弾き返し、試合に終止符を打った。
7回迄はメジャー通算156勝を誇るベネズエラの先発・ガルシアを打ち倦ね劣勢だったが、1点を追う8回に山田(ヤクルト)の左前打で降板させると、川端(ヤクルト)が右中間二塁打でチャンス拡大。筒香(DeNA)が敬遠され、1死満塁から中田(日本ハム)が逆転の左越え2点二塁打を放った。
9回に一時は逆転されたものの、最後はサヨナラ勝ち。侍ジャパンの底力を見せ付け、予選ラウンド全勝で16日からの決勝トーナメントに弾みを付けた。B組1位の日本は同日、準々決勝でA組4位のプエルトリコと対戦する。
********************************
野球ファンとして恥ずかしい限りなのだが、「WBSCプレミア12」という国際大会に付いて知ったのは、2ヶ月程前の事だった。WBCと比べると、正直関心度は薄かったのだけれど、実際に予選ラウンドが始まると、毎試合見入ってしまっている。
********************************
「WBSCプレミア12 予選ラウンドB組」
「日本vs.韓国:5‐0」(11月8日)
「日本vs.メキシコ:6‐5」(11月11日)
「ドミニカvs.日本:2‐4」(11月12日)
「アメリカvs.日本:2‐10」(11月14日)
「日本vs.ヴェネズエラ:6‐5」(11月15日)
********************************
“侍ジャパン”の全5試合を表現すると、“二枚腰の闘い”といった感じ。結果として大勝した試合でも、途中迄は苦戦していたし、「負けるかも・・・。」という状況に追い込まれ乍らも、二枚腰で勝ち続けて来た侍ジャパン。
歴代の日本代表チームと比べると、今回のチームは若い選手が目立つ。経験の浅さを懸念していたけれど、予選ラウンドを見る限りでは、経験の浅さが逆に幸いしている様に思う。経験が浅い故に怖い物知らずな面が在り、ピンチに陥っても「何とかなるだろう。」という開き直りでプレーし、結果を残して来れたのではないかと。
明日からの決勝トーナメントが楽しみだし、侍ジャパンには何とか頂点を極めて欲しいもの。