厚生労働省によると、昨年の日本人の平均寿命は「女性:87.14歳、男性:81.09歳」で、男女共に3年振りに延びたそうだ。平均寿命が延びた理由として、「去年の新型コロナウイルス感染症による死亡者数が凡そ3万8,000人で、前年より1万人程減り、其の影響が大きいと考えられる。」としている。「人生100年時代」という表現が使われる様になって結構経つが、実際には「100歳迄生きる人が居る一方で、日本の平均寿命としては、其処迄には遠く及ばない。」という事か。
今日は「8月15日」。厚生労働省の発表では「日本人の戦死者数は約240万人。」とされる第二次世界大戦が終わりを告げた日(終戦の日[1945年8月15日])から、丁度「79年」が経った事になる。来年は、「80年」の大台に乗る事に。
現在で言えば、小学校入学は「6歳」。詰まり、1945年8月15日に(今ならば)小学1年生の子は、「85歳」となっている訳だ。
冒頭の平均寿命を考え合わせると、男性は既に平均寿命を超え、女性に関しても間近に迫っている。そんなにも長い月日が、終戦から過ぎ去った事になり、戦争の実態がきちんと引き継がれて行かないと、“歴史修正主義者達”によってどんどん事実が捻じ曲げられてしまう事だろう。そうならない為にも、我々は「真摯に、そして事実で在れば、仮令不都合な事柄で在っても、きちんと受け容れるスタンス。」を取り続けるべきで在る。
数多の戦没者達に黙祷。