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TVドラマや映画で活躍した俳優の林隆三氏が4日、腎不全の為、東京都内の病院で死去した。70歳だった。連絡先は所属事務所のカロゼロ。告別式は、近親者のみで行った。喪主は長男、征生氏。
俳優座養成所を経て、1967年にデビュー。1977年、津軽三味線の名手・高橋竹山の半生を描いた映画「竹山ひとり旅」【動画】で主演を務め、高い評価を得た。NHK大河ドラマ「国盗り物語」【動画】、NHKドラマ「たけしくん、ハイ!」等、TVでも存在感の在る演技を見せた。近年は宮沢賢治作品の朗読公演に取り組んでいた。
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有名人を見掛けた事は、数える程しか無い。其の数少ない1人が林隆三氏。今から35年位前、我が家の直ぐ裏の空き地でTVドラマの撮影が行われ、其処に居られたのが彼だった。TV画面で見ているのと同様、渋い二枚目なのが印象的で、以降はTVドラマ等に彼が出ているのを見掛けると、親近感を覚えていたもの。
林隆三氏と言えば、特に印象に残っている役所は、夢中になって見ていた「黄金の日日」【動画】での今井宗薫(兼久)役、そして「噂の刑事トミーとマツ」【動画】での御崎徹警部役だ。何方も主役では無いが、存在感の在る役所だった。
【今井宗薫(兼久)】
【御崎徹警部】
「俳優座養成所に、1963に第15期生として入所したメンバー。」は、大物が多い事で知られ、「俳優座花の15期生」と呼ばれたりしている。有名な所で言えば林氏の他に、赤座美代子さん、秋野太作氏、小野武彦氏、栗原小巻さん、太地喜和子さん、高橋長英氏、地井武男氏、夏八木勲氏、浜畑賢吉氏、原田芳雄氏、前田吟氏、村井國夫氏等。一般的な知名度は低いかもしれないが、高島彩アナウンサーの父親で、「ウルトラマンタロウ」ではゾフィーの人間態で在る大谷博士役を演じていた竜崎勝氏も「俳優座花の15期生」の1人。
上記のメンバーでは太地さん(享年48)、地井氏(享年70)、夏八木氏(享年73)、原田氏(享年71)、竜崎氏(享年44)が既に鬼籍に入られており、今回の林氏で6人目となる。合掌。