昨日の記事「69,680人→約13万5千人!?」では、「新型コロナウイルスの感染者が多い順を、国別に上位10ヶ国。」記した。記事を書いている中で、「各国の人口密度と、感染者数は関係しているのかな?」という疑問が沸き、「国の人口密度順リスト」というのを見付けた。でも、「感染者数の多寡は人口密度よりも、医療体制や衛生環境の違いによる部分が大きいだろうし、『国の人口密度順リスト』は『人の居住出来ない地域も含んでおり、実際の居住地域での人口密度を示す物では無い。』事から、感染者数との関係性を論じるのは意味が無いな。」と考え、取り上げなかった。
けれど、「国の人口密度ランキング」という意味では面白いデータなので、今日は上位10位を取り上げる事にした。「人口のデータに付いては基本的に、国際連合経済社会局人口部の作成した『世界の人口推計 2008年版』のデータを元にした、2009年現在の推計人口。又、面積のデータに付いては基本的に、『国際連合世界統計年鑑2006』のデータに基づく。」と記されている様に、結構古いデータによって算出された物で在る事、「面積には、南極及び無人島は含まれていない。」という事、上記した様に「実際の居住地域での人口密度を示す物では無い。」という事、そして「国の人口密度ランキング」とはしているけれど、「中には“地域”も含んでいる。」という事を御理解戴きたい。
因みに「“世界全体”の人口密度は、約50人/km2」との事で、此の数字に一番近いのは「148位のリトアニア(約50.3人/km2)」となっている。日本は34位で、「約336人/km2」だ。
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「国(又は地域)の人口密度トップ10」
1位: マカオ(約20,426人/km2)
2位: モナコ(約16,244人/km2)
3位: シンガポール(約6,773人/km2)
4位: 香港(約6,361人/km2)
5位: ジブラルタル(約5,174人/km2)
6位: ヴァチカン(約1,782人/km2)
7位: マルタ(約1,293人/km2)
8位: バミューダ諸島(約1,201人/km2)
9位: バングラデシュ(約1,127人/km2)
10位:バーレーン(約1,068人/km2)
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バングラディシュを除くといずれも小さな国・地域なので、経済的に豊かだとすぐに人口密度が高くなると理解できます。
ザッと集計してみたら、バングラディシュを除く9の国・地域の合計は鳥取県よりも狭く、バングラディシュは北海道+東北6県の合計よりやや小さいとわかりました。
こういう比較は暇つぶしには面白いですね(笑)。
「バングラデシュを除く9の国&地域の面積は、鳥取県よりも狭い。」というのは、意外でした。「狭い、狭い。」と言われる日本ですけれど、其れでも世界的に見たら、人口密度は34位なんですよね。
もう随分前になりますが、ヨーロッパを旅した際、ヴァチカンも訪れました。“世界で一番小さな国”として知られる同国ですが、「人口密度が高い“国”としては一番。」なのかと思っていましたけれど、上には上が在るんですね。