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「塵出し往復1km、熊本市の女性『遠い・・・。』 市『自治会、区役所に相談を。』 ステーション設置には条件」(7月14日、熊本日日新聞)
熊日の「SNSこちら編集局」(S編)に、40代のパート女性(熊本市東区)から「自宅から塵ステーション迄の距離が片道500m、往復1km在り、車で運ばないと重くて、歩いては行けない。市街地は自宅前に塵を出している場所も在り、同じ税金を払っているのに不公平では。」との声が寄せられた。同市の塵ステーションの現状を調べた。
市内には、地域で定められた場所と集合住宅専用を合わせ、約2万ヶ所の塵ステーションが在る。ステーションは、「利用者が管理する事。」が共通ルールで、市に設置の届け出を出した自治会等が管理している。
市塵減量推進課によると、新たにステーションを設置するには、幾つかの条件が在る。戸建て住宅の場合は、燃やす塵・紙・プラスチックは10戸以上、資源物・ペット・ボトル・埋め立て塵は20戸以上の纏まった戸数が必要だ。アパート等、共同住宅の場合は、何れも6戸以上で設置出来る。開設出来る場所も決まっており、「塵収集車が通り抜け出来る、幅4m以上の公道に面している事。」等が条件だ。
一方、市街地の一部では、住宅の前に戸別に塵を出せる地域も在る。同課は、「道路や歩道が狭く、1戸のみのステーションを、一部の地域で認めている。唯、効率的な収集や景観上の観点から、複数戸が原則。」と強調する。
同課はステーションへの距離が遠くて困っている市民に対し、自治会への相談を呼び掛ける。「自治会が、新設出来る規定を知らない可能性も在る。其の場合は、各区役所の総務企画課に相談して欲しい。」としている。
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地域住民の間で問題になる事柄の1つに、“塵問題”が在る。良く見聞するのは、“塵出しのルールを守らない住民による問題”で、我が地域でも“最近”問題になっている。大昔から、「指定されている曜日以外に、指定外の塵が出され、収集されずに残った儘となっている。」という事は在った。当時は塵の上にネットを被せるスタイルだったので、誤って生塵が出され、収集されずに残された儘になっていると、腐臭が漂ったり、漁る烏によって生塵が散乱する等、不快な思いをしたりした。
でも、そういう事は極めて稀で在ったのだが、去年位から非常に目立つ様になった。塵管理担当の住民が、残された儘の塵を掃除したり、「ルールを守って欲しい。」と様々な対策を打っておられる姿を見掛けると、「気の毒だなあ。」と同情する思いが。
完全な勘違いなら、様々な対策が打たれている事から、勘違いに気付くだろう。「“指定外の住居”から、塵ステーションに“指定外の塵”を捨てている可能性。」も考えたが、どうやらそうでも無い様だ。高齢者世帯が多い地域なので、「認知症等を罹患した住民が、悪意無く出している可能性も在りそう。」というのが、自分の推測。
で、今回のニュース、「塵ステーション迄、往復で約1km。」というのは、流石に遠過ぎるだろう。我が地域の場合、年が変わる毎に塵ステーションを動かすルール(原則、塵管理担当の住民の住居前に設置。)になっているが、どんなに遠くても、精々数軒先。重たい塵も在るし、往復で約1kmなんて、車を使わないと困難だろう。
とは言え、ゴミ収集者の負担(効率)を考えると、塵ステーションを必要以上に設けるのも難しいだろうし、悩ましい問題では在る。