秋来ぬと 目には清かに見えねども

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「秋来ぬと　目には清かに見えねども　風の音にぞ　驚かれぬる」（「古今和歌集」収録）

［現代語訳］（立秋の日になっても）秋が来たと、はっきりと目には見えないけれど、風の音で（秋の到来に）、はっと気付きました。
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“秋到来を感じる瞬間”というのが、人其れ其れ在るだろう。ｇｏｏランキングで１５年前に発表された「秋の訪れを感じる瞬間ランキング」では、次の様になっている。

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「秋の訪れを感じる瞬間ランキング」（２００５年９月２０日、ｇｏｏランキング）

１位：　紅葉が色付いている。（１００）
２位：　日が落ちるのが早い。（９６．７）
３位：　蜻蛉が飛んでいる。（９１．７）
４位：　鈴虫が鳴く。（８５．６）
５位：　肌寒さ。（７６．１）
６位：　薄を見る。（７３．４）
７位：　夕焼けを見る。（６７．６）
８位：　落ち葉を踏む。（６３）
９位：　秋刀魚を食べる。（５４．８）
１０位：秋桜が咲く。（５０．９）
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何れも、“秋到来を感じる瞬間”だ。此の他で言えば、子供の頃は「芋掘り」や「運動会」に参加した際、そう感じた。そして、２年前の記事「此のニュースを見聞すると」でも書いた様に、大人になって以降は「濃厚な金木犀の香りに触れた時。」に、「秋が到来したな。」と感じる様になった。

昨日の昼間、近所を散歩してたら、今年になって初めて金木犀の香りに触れ、今回の記事を書く事に。