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「雑草から組み換え遺伝子検出 除草剤耐性菜種と交雑か」(7月3日付け東京新聞[朝刊])
三重県内の国道沿いに生えていたアブラナ科の雑草に似た植物から、特定の除草剤が効かない様組み換えた菜種の遺伝子が検出された事が2日、市民団体の調査で判った。輸入した遺伝子組み換え菜種が輸送中に零れ落ち、国内に広く見られる雑草のイヌガラシと野外で交雑した可能性が高く、人為的に作られた遺伝子が近縁の植物を通じて生態系に更に拡散する懸念が在る。
組み換え菜種と通常の菜種等栽培用植物との交雑は従来も在ったが、野生植物との交雑が確認されれば国内で初めて。
調査した「遺伝子組み換え食品を考える中部の会」(名古屋市)の河田昌東・四日市大非常勤講師は「組み換え遺伝子が野生植物に迄広がる可能性が出て来た事で、農作物だけで無く生態系への影響が懸念される。」と話している。
組み換え菜種の使用に際しては、生態系影響の評価等国の承認審査が必要だが、交雑が懸念される植物にはイヌガラシは含まれておらず、国は審査の見直しを迫られる可能性も在る。
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「生態系が崩れて行く要素」としてはこれ迄、環境破壊やら外来種の進出等が在ったけれど、それ等に加えて「遺伝子組み換え作物の拡散」というのが出て来た訳だ。遺伝子組み換え作物に関しては、それを食する事での影響がどう出るか100%判っているとは言えない。「現在」は問題無いとしても、「未来」に於いても全く問題ないかどうかは、それこそ神のみぞ知る世界。体内に蓄積されて行った物が子や孫、その先の世代に悪影響を与える可能性も考えられる。知らず知らずの内に遺伝子組み換え作物と交雑して出来た“新種”が拡散して行くと、それを食する生物達にどう影響を及ぼして行くのかが気になる所だ。
「雑草から組み換え遺伝子検出 除草剤耐性菜種と交雑か」(7月3日付け東京新聞[朝刊])
三重県内の国道沿いに生えていたアブラナ科の雑草に似た植物から、特定の除草剤が効かない様組み換えた菜種の遺伝子が検出された事が2日、市民団体の調査で判った。輸入した遺伝子組み換え菜種が輸送中に零れ落ち、国内に広く見られる雑草のイヌガラシと野外で交雑した可能性が高く、人為的に作られた遺伝子が近縁の植物を通じて生態系に更に拡散する懸念が在る。
組み換え菜種と通常の菜種等栽培用植物との交雑は従来も在ったが、野生植物との交雑が確認されれば国内で初めて。
調査した「遺伝子組み換え食品を考える中部の会」(名古屋市)の河田昌東・四日市大非常勤講師は「組み換え遺伝子が野生植物に迄広がる可能性が出て来た事で、農作物だけで無く生態系への影響が懸念される。」と話している。
組み換え菜種の使用に際しては、生態系影響の評価等国の承認審査が必要だが、交雑が懸念される植物にはイヌガラシは含まれておらず、国は審査の見直しを迫られる可能性も在る。
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「生態系が崩れて行く要素」としてはこれ迄、環境破壊やら外来種の進出等が在ったけれど、それ等に加えて「遺伝子組み換え作物の拡散」というのが出て来た訳だ。遺伝子組み換え作物に関しては、それを食する事での影響がどう出るか100%判っているとは言えない。「現在」は問題無いとしても、「未来」に於いても全く問題ないかどうかは、それこそ神のみぞ知る世界。体内に蓄積されて行った物が子や孫、その先の世代に悪影響を与える可能性も考えられる。知らず知らずの内に遺伝子組み換え作物と交雑して出来た“新種”が拡散して行くと、それを食する生物達にどう影響を及ぼして行くのかが気になる所だ。
http://biotech-id.cool.ne.jp/GM/inugara.htm
リンク先を拝見させて貰いましたが、“現時点での考察として”「今回分析した植物体は輸入されているGMセイヨウアブラナの種子がこぼれて生育したものであって、生育環境が悪いために種子を形成することができなかったのではないかと考えています。さらに、採取地周辺を調査している当研究室の植物分類学の専門家の意見によると、採取地周辺にはイヌガラシは生育しておらず、市民団体が『イヌガラシ』と言っている植物は『ハタザオガラシ』という外来種ではないかとのことです。」という事なんですね。今後も引き続き調査&分析を行うという事ですので、どういう結果が出るのか気になる所です。
今後とも何卒宜しく御願い致します。