「俳優の神山繁氏が今月3日、87歳で亡くなられていた。」事が、明らかとなった。今日「1月16日」が誕生日で、米寿を迎えられる約2週間前に、黄泉の客となられた事になる。
数多くの作品に出演された神山氏。最後の作品は何だったのか判らないけれど、「現役の儘、亡くなられた。」というイメージが在る。脇役が主だったが、存在感の在る良い俳優だった。
神山氏と言えば、最初に其の存在を知ったのはドラマ「東京警備指令 ザ・ガードマン」だった。1965年4月から1971年12月に掛けて放送されていた作品で、自分の場合は再放送か何かを見たのだと思う。子供心に「格好良いOP曲【曲】だなあ。」と思ったし、「警備という職務を一躍有名にしただけでは無く、其れ迄“守衛”という呼称が一般的だったのを、“ガードマン”に変えさせたことでも有名なドラマ。」で在る。
今から28年前の1989年、「サントリー・ウイスキー・ソーダ」のCM【CM1】&【CM2】で“ザ・ガードマンの面々”が顔を揃えた時は、堪らなく懐かしかったっけ。
善玉も悪玉もこなせる貴重な脇役として存在感があったと思います。
「ザ・ガードマン」といえば、放映時期が重なるドラマとして、「七人の刑事」や「判決」も思い出されます。
特に「判決」は派手さは無くても渋い名作として記憶に残っています。
現在のような突っ込みどころ満載の粗製乱造ドラマではなく、新興のテレビドラマを盛り上げていこうという、気概にあふれた力作だったように記憶していますが、懐かしさのベールで美化しているのかも(苦笑)。
「七人の刑事」は実際に見た記憶が無いのですが、OP曲は名曲ですね。
懐かしさのベールで美化されている面は在るだろうし、「昔は良かった。」と何でもしてしまうのは嫌だけれど、其れでも昔のドラマには見応えが在る物が多かったと思います。特に「ドラマのTBS」と呼ばれていた時代のTBSには、名作が多かった。