自然災害や事故に関して、被害規模の大小は在れども、被害者や其の家族にとっての哀しみや苦しみが、被害規模の大小に必ずしも比例する訳では無い。仮令被害規模が大きく無かったとしても、実際に被害を受けた方にとっては、此れ以上無い哀しみや苦しみに直面させられる事も在るだろう。
唯、哀しい事に我々の記憶という物には、忘却が付いて回る。自分が当事者で無い自然災害や事故は、其の被害規模が大きく無い場合だと、どうしても記憶が薄れて行ってしまう物で在る。
だから、全ての自然災害や事故を記憶に留めるというのは無理だけれど、少なくともリアル・タイムで見聞して来た中で、被害規模が特に大きかった物に関しては記憶に留め、そしてリアル・タイムで見聞していない人達に伝えて行く事が責務だと思っている。
自分の場合、「日本航空123便墜落事故」と「阪神・淡路大震災」、そして「東日本大震災」が、そういう対象。
今日「2017年1月17日」は、「阪神・淡路大震災」から22回目の「1月17日」となる。理不尽な形で「生」を終えさせられた方々に黙祷を捧げたい。