ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

血の気が引いた

2022年01月08日 | 其の他

昨年6月、東京六本木の路上で、自民党のA議員(46歳)を乗せた乗用車が交差点を左折する際、横断歩道を渡ろうとしていた自転車に接触し、乗っていた男性に足の捻挫等の軽い怪我を負わせた上、其の場から走り去った。当て逃げ事故として調べていた警視庁は、当該車が車検切れで、尚且つ保険だったとして、車を所有していたA議員を書類送検事情聴取に応じたA議員は、「車検切れや無保険で在るとは知らなかった。」と述べたとか。

車検切れだったという事は、自賠責保険にも加入していなかった訳だ。今回は軽い怪我で済んで良かったが、万が一重い怪我、最悪の場合死に結び付く事になっていたら、被害者乃至遺族は“泣き寝入り”せざるをない事態になっていた可能性も在る。「“部下”に全てを任せていたので、私は一切責任が無い。」とは主張していない様だが、潔く全ての責任を認め、の場で謝罪すべきで在る。

車検切れ及び任意保険切れの連絡は、切れる大分前に当事者の元に来る。だから、「気付かない訳が無いだろ。」と、普通は考えるだろう。自分も車検に関しては、100%同感。でも、任意保険に関しては、そう言えない所が在る。

もう10年以上前の話。「任意保険の保険料引き落とし時期は、そろそろだったなあ。」と思い、引き落とし口座を確認した所、未だ引き落とされていなかった。「何月何日の引き落としだったかなあ?」と、遡って引き落とし履歴を調べた所、1年前には引き落とされた履歴が無い。「えっ、何で!?」と更に遡って調べると、2年前にも引き落とし履歴が無く、3年前の引き落としが最後だった。(全てがそうかは判らないが、少なくとも当時自分が加入していた)火災保険同様に、契約内容変更の届け出が加入者から無ければ、自動的に継続される物だと思い込んでいたので、「嘘だろ!?」という思いが。

そして、無保険の事実を知った瞬間、どっと血の気が引いた。2年間、任意保険に加入しない状態(車検はきちんと受けていたので、自賠責保険には加入していたが。)で運転していた訳で、其の間に事故を起こしていたら・・・と考えたら、恐ろしくなってしまったのだ。其の日の内に、慌てて新規加入したのは言うも無い。

ネット上で全てが完結するタイプの任意保険に加入しており、尚且つ保険証券が発行されない形を選択していた。だから、手元に保険証券は届かないので、加入しただと思い込んでいたのだ。任意保険切れの連絡は、メールで間違い無く届いていたのだと思う。でも、誤って迷惑メールのボックスに入っていたか、又は受信ボックスに入っていたものの見落としてしまった可能性が考えられる。何にしても自分のミスで在り、弁解余地は無い。保険が切れる連絡をきちんとしていたのに、加入者から継続手続きが行われず、保険期間が切れてしまえば、保険会社に出来る事は無い。以降、保険会社から連絡が無くなってしまうのだから、(元)加入者が状況確認しない限り、「自分自身が無保険で在る事に気付かない。」というのは、自分の経験からも在り得る

くどい様だが、どんな理由が在るにせよ、無保険状態の責任は車の所有者に在る。過去の話とはいえ、自分も責任逃れをする気は全く無い。敢えて自分の“罪”を明らかにする事で、同様の事態が他の人にも起こらない事を望む。


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