昨夜から始まった「タイガースvs.ジャイアンツ」の3連戦。“伝統の一戦”と呼ばれた両チームの対戦も、過去2年はタイガースのチーム状態が芳しく無かった事から、ジャイアンツ・ファンの自分としては「タイガースよ、頑張ってくれ!」という思いが在った。良きライヴァルとして競い合って来たタイガースが強くないと、どうしても物足りなさを感じてしまうからだ。しかし、今季のタイガースは非常に強く、久方振りに“伝統の一戦”という看板に違わない、白熱した試合を見せてくれているのが嬉しい。
現在首位に在るジャイアンツだが、対タイガース戦は(7月1日現在で)「2勝6敗1分け」と(セ・リーグのチームでは)唯一の負け越しを許している。「今季はタイガースの投手陣に、ジャイアンツの打撃陣が抑え込まれている。」という印象が強く、特に昨夜の先発・能見篤史投手には手も足も出ないという感じ。だから試合が始まる前には、「流石にジャイアンツが3連敗を食らう事は無いだろうけれど、『1勝2敗』の負け越しで終わるんじゃないかなあ。」と予想。能見投手が先発した昨夜の試合は当然、負けを覚悟していた。
セ・パ交流戦明けの8試合を、「4勝4敗」の五分で来ているジャイアンツ。個人的には、非常にもたついている感じがしている。もたついている要因は幾つか在ろうが、「先発投手達の不甲斐無さ」というのが大きい様に思う。
「無死満塁でスクイズを失敗し、ダブル・プレイを食らった宮國椋丞投手。」や「確実に走者を進めなければいけない場面で、バントを決められたなかった澤村拓一投手。」には“バット・コントロールの下手さ”が在り在りで、無様な失敗によって、流れを相手チームに変えてしまった。昨夜の試合で言えば、「先発の菅野智之投手が、能見投手にタイムリーを打たれた。」場面なんかは最悪。幾ら打撃が良い能見投手とはいえ、「打って下さい。」と言わんばかりのコースに投げれば、打たれない方がおかしい。難攻不落の能見投手を相手に、先制点を与えてしまうのは致命的だし、況してやタイムリーを打ったのが能見投手となれば、タイガースが勢い付くのは、火を見るよりも明らかだ。
結果的には「2対3」でジャイアンツが勝利する事が出来たけれど(「2対3」で迎えた11回裏、2死1塁で打席に“サヨナラ男”のマット・マートン選手が入った時には、“サヨナラ・ホームラン”が頭を過った。)、内容的には決して褒められない。上記した様に先発の菅野投手には物足りなさを感じたし、14安打を放ったものの、チャンスで打てない打者が目立ったから。チャンスでファースト・ストライクをあっさり見逃すシーンが何度か在ったけれど、此れじゃあ駄目。対タイガース戦の連敗を「4」で止め、2位タイガースとのゲーム差を「3.5」に広げられたのは良かったが、「勝って兜の緒を締めよ!」とジャイアンツの選手達には言いたい。
いつも味方打線に足を引っ張られて本人は腐ってるかも
案外チームメイトに嫌われてたりして(離婚原因がDVと噂されてるし)
ウチのドベゴンズは今期は3位狙いです
しかし3位にドベゴンズかカープが入ってジャイアンツやタイガースを押し退け奇跡の日本シリーズに出場したらパリーグの球団やテレビ局&マスコミは嫌がるでしょうね
昨夜は阪神ベンチの坂本勝負がすべてでした。結果論かもしれませんが、7回は敬遠、11回は勝負だったのでは?と感じました。
ただ、巨人は4番の阿部を途中で欠いて戦いました。飛車角落ちともいえる状態で、巨人はよく勝ちました。敵ながらあっぱれです。
こういう接戦になると、あとに投げるピッチャーが大切ですが、巨人、青木、マシソン、山口、西村、阪神、安藤、福原、加藤、筒井、渡辺、双方互角ではないでしょうか。ただ、筒井と渡辺が少しいつもと違ってました。
それと、中井と今成の違いが勝負の分け目ではないでしょうか。中井3安打。今成バンド失敗エラー。攻撃型打順ということで今成をスタメンに起用す他のですから、3回、バンドではなく打たすべきだったです。
今日は阪神藤浪、甲子園不敗伝説が巨人に通用するか楽しみです。ただ、お天気が・・・。
人間ですから好き嫌いは在るだろうし、何方かと言えば“聞く耳”を持たず、可愛げが在るタイプとは言えない澤村投手は、野手陣から好ましくは思われていない可能性は在りそう。唯、野手陣もプロですし、何よりも自身が結果を残さないと馘首されてしまう厳しい社会ですので、「澤村投手が投げているから、手を抜こう。」といった事は流石に無いでしょうね。
過去2年、“貯金”を作れなかった澤村投手。今季も現状は、“借金”を抱えている。其処には、そうなるべき原因が在ると思うんです。「其れは何か?」と考えた場合、以前の記事(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/ebf9a175b346b89ebf6dface39e07ed2)でも触れました様に、「セルフコントロールが出来ない。」という点に尽きるのではないかと。メンタル面から来ると思われる“ポカ”も結構多い投手ですし、其れを直さないと其れなりの投手で終わってしまうでしょうね。
菅野投手、コントロールの良さは在るものの、仰る様に“凄み”を感じさせるタイプでは無いですね。“器用な投手”という感じ。でも、凄みは無いものの、ルーキー乍らチームの勝ち星の多くを担っているのは立派。
昨夜の試合、結果的には坂本選手がキーとなりました。タイガース・ベンチとしては考えに考えた上での策だったと思いますが、少なくとも昨日の試合に関しては、坂本選手への対処を誤ったのは否めない。
とは言え、負けた試合でも相手チームに“怖さ”を感じさせるのですから、今季のタイガースは昨年迄とは明らかに違いますね。
昨夜の試合、本当に見応えの在る内容でした。タイガース側で言えば、「気迫溢れる能見投手の快投」や「鳥谷選手の好プレイ」等が光ったし、ジャイアンツ側で言えば、「寝坊で二軍落ちさせられた中井選手の、汚名を雪ぐ大活躍。」や「ピンチを切り抜けた青木投手。」等を褒めてやりたい。又、両チームのベンチ・ワークも興味深かったし。
「能見投手→藤浪投手→榎田投手」の先発が予想されていた、今回の3連戦。30日のタイカープ戦での先発を回避させ、藤浪投手を対ジャイアンツ戦に持って来た事からも、タイガース首脳陣の対ジャイアンツ戦に懸ける並々ならぬ思いを感じていたし、「此れはヤバイなあ。(負け越しは間違いないなあ。)」とも思っていました。結果的に榎田投手は今回の3連戦を回避という事になった様ですが、其れでもタイガースの投手陣は良い。だから昨夜の試合は、相手が能見投手という事も在り、「負け」を覚悟していました。矢張り、能見投手は凄かったです。
残念だったのは、2死満塁から登板した渡辺投手。慎重に攻めたという事も在るのでしょうが、打席に立っていた立岡選手は、(実況でも指摘されていましたが)四球選びを念頭に置いている様な、積極的に打つ気に欠けた感じに見受けられ、もっと大胆に攻めても良かった様に思われたので。まあ、此れも結果論になってしまうのですが。
あと昨夜行われた試合で言えば、ゴールデンイーグルスの田中将大投手は天晴れ。開幕から無傷の11連勝というのは、もう「凄い!」の一言に尽きる。流石「日本の大エース」と言えますが、気になるのは「此れだけ向かう所敵無しだと、ダルビッシュ投手の様に日本の野球に物足りなく感じてしまい、メジャーへ行ってしまうのではないか?」という点。「巨人の星」然り「侍ジャイアンツ」然り、名投手には様々な“策”を弄して打ち崩すライヴァルが居た。パ・リーグの打者達に、其の心意気を期待したい。