ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

気持ちは良く判る

2025年02月12日 | 動物関連

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心肺停止だった警察官の57歳男性が死亡 川に落ちた飼いを助け様として溺れる 奈良大和郡山市」(2月9日、MBSニュース

2月9日、奈良県大和郡山市で、57歳の男性が川に落ちた飼い犬を助け様として溺れ、心肺停止の状態と成っていましたが、9日夜、死亡が確認されました。  

9日正午前、大和郡山市城の台町で、「夫が犬を助け様として、
川に嵌まった。」と消防に通報が在りました。  

警察等によりますと、近くに住む奈良県警の警察官の男性(57歳)が、川のの道を飼い犬を連れて散歩していた所、犬が川に落ちました。男性は犬を助け様と川に入りましたが溺れ、駆け付けた消防隊引き揚げたという事です。  

男性は心肺停止の状態で病院に運ばれ、午後7時15分に死亡が確認されました。  

犬にはリードが付いていて、男性がた場所の近くから引き揚げられましたが、反応は無かったという事です。
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川に落ちた飼い犬を救おうとした飼い主が死亡し、飼い犬も死んでしまった。何とも遣り切れないニュースだ。両者共に助かって欲しかった。

自分も犬をずっと飼っているので、今回の飼い主の行為は理解出来る。同じ状況に置かれたら、自分も川の中に入るだろう。自分にとって犬は単なるペットでは無く、掛け替えの無い存在だから。

20年近く前だったと思うが、母が飼い犬を散歩させるべく、自宅の階段を降りている際、真ん中位の段を踏み外し、転がり落ちて怪我を負った事が在る。小型犬だったので、両手で抱えて降りていたのだが、足元が良く見えなかった、踏み外したらしい。犬は無事だったが、母は右腕を打撲、右足首の骨にが入った。

で、母は病院で治療を受けたのだが、怪我した状況を話した際、医師から此の程度の怪我で済んで、不幸中の幸いでしたね。もっと大怪我に成っていても、おかしくない状況だから。そういう時には抱えている犬を放り出して、自分の身を守らないと駄目ですよ。と言われたそうだ。

医師のアドヴァイス、間違い無く「正しい。」とは思う。犬を放り出して、"受身体勢"を取る等しないといけなかったろうから。でも・・・。

犬を放り出すなんて、自分には出来ない。母も同様の事を言っていたが、彼の高さから放り出したら、犬が大怪我、最悪の場合、死んでしまうも知れない。そんな事、自分には無理。」というのは、全く同感だ。「我が身を守る事を最優先する。」という点で、「犬を放り出さなかったのは、正しい選択で無い。」事は重々判っているが。

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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2025-02-12 10:47:10
こんにちは
『頭ではわかっている』は何を優先すべきか理解しているという理性。
いっぽう、『とっさの判断』は多くの場合、それまでに培ってきた経験に基づく脊髄反射。
感情と言い変えても良いかも知れませんね。
感情だから今まで何を大事にしてきたかで行動は変わるでしょうね。
ペットとして接してきたのと家族同然として接してきたのとで『とっさの判断』は全く違ったかもしれません。
痛ましい事故ではありますが・・・。

お母様の場合も、相手が犬だったから医者は理性で「わが身を最優先で」と言ってますが、もし抱えていたのが幼子だったとしたら、医者も「わが身を最優先で」とは言わなかったはず。
お母様もgiants-55さん自身も、それだけその犬を大事に思ってらっしゃったという事ですね。
ともかくもお母様は大けがでなくて良かったですね。
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>悠々遊様 (giants-55)
2025-02-12 21:20:51
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

理性と感情との鬩ぎ合い、非常に難しい問題ですよね。理性面で言えば、件の医師のアドヴァイスは100%正しい。でも、感情面で言えば・・・。

状況からすると、母は大怪我を負っていてもおかしくは無かったのですが、普段から出来るだけ歩く等、鍛えていた事が幸いした様です。

40年近く前、直ぐ近所に住む高齢女性が亡くなりました。彼女は飼い犬の散歩を日課としていたのですが、散歩の際に其の犬が急に走り出した為、ハーネスがグンと引っ張られた事で転倒。頭を強打し、其の儘亡くなられました。

又、画家で作家でも在った池田満寿夫氏は大の犬好きで知られていましたが、1997年に熱海市の自宅で、外出先から帰宅したパートナーの佐藤陽子さんを出迎えた際、愛犬9匹に飛び付かれて転倒。搬送先の病院で心不全にて、63歳で亡くなられました。

亡くなられた両者に共通するのは「大の犬好きで在ったが、結果としては其の愛犬によって死に到ってしまった。」という事。残された家族からすると、「愛する家族が、愛犬によって命を奪われてしまった。」訳で、非常に複雑な思いだった事は、想像に難く無いです。今回の警察官の御遺族も、同様でしょうね。
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