ナンパ物が消滅！？

「ＦＬＡＳＨ（４月２６日号）」に面白い記事が載っていた。アダルトビデオ（ＡＶ）の売れ筋企画である”ナンパ物”が消滅するというのである。基本的にエロイ自分なので、ＡＶは嫌いではないし、このナンパ物も何本か見た事が在る。必死に女性を口説き落とすスカウトマン（ＡＶ男優）の姿に、「良くやるよ。」と思いつつも、ついつい見てしまうのは男の悲しい性と言えよう。

ナンパ物が消滅する理由は、４月１日より東京都で施行された「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例（通称：　迷惑防止条例）」の改正条項に在るという。その具体的な条項は次の通り。

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第７条(不当な客引行為等の禁止)
①　何人も、公共の場所に於いて、不特定の者に対し、次に掲げる行為をしてはならない。
６　性交若しくは性交類似行為又は自己若しくは他人の性器等(性器、脱肛門又は乳首を言う。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせる行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ、又は刺激するものをビデオカメラ其の他の機器を用いて撮影する為の被写体となる様に勧誘すること。
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今回の改正条項によって、行く手を遮ったり、強引に店内に連れ込む等の悪質なポン引きや風俗関係のスカウト等が取り締まり対象になるのは理解していた。実際問題、施行初日にはポン引きを含む３６人が逮捕されたという記事も載っていた。しかし、それがナンパ物撮影の為のスカウト迄も封じ込めてしまうとは思いが到らなかった。確かにそう言われてみれば、あの行為も処罰対象（５０万円以下の罰金又は拘留若しくは科料。）になるだろう。

この条例が適用されるのは、現段階では東京都内だけなのだが、この動きは全国に広がって行くのではないかと記事はしており、その結果、ナンパ物の撮影が不可能になると。

一つの法律が、予想外（予想以上）の影響を及ぼす事は多々在るが、今回の話もそういったものの一つかもしれない。