一茂、真弓、そしてムッシュ

昨日、帰宅して「ジャイアンツv.s.タイガース」の第二戦を見ようとＴＶを点けた所、一茂氏に真弓氏、そしてムッシュの３人が解説を務めていた。まるで、モーニング娘。にあき竹城やばってん荒川がメンバーで加わっている様な妙な”ごった煮感”を覚える３人の組み合わせだったが、予想通り随所に突っ込み所満載の内容だった。途中から見たので、もっと凄い突っ込み所が在ったとは思うが、２点挙げてみたい。共に６回裏タイガースの攻撃時の話だ。

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①　自己主張しろ！
１アウトから、鳥谷選手が放った打球は、二塁手仁志選手のグラブにスッポリ収まったかに見えたものの、グラブを弾いてセンター前ヒットに。それを見て、一茂氏は「今年からボールが変わった事で、守備でも大分影響出ていますね。今の当たりは捕れなくても仕方ないでしょうね。」と語り、真弓氏も「ボールにスピンがかかっていたので、仁志選手にとっては不運な打球でした。」と仁志選手に対して同情的なコメント。

しかし、数分後にそれ迄沈黙を守っていたムッシュが「御二方は優しいというか、甘い言い方しとりましたが、あれは捕らなあきませんなあ。監督の立場としては、これで２アウトやと思った瞬間にあれですと困ります。ジャイアンツが今一つ乗り切れないのは、ああいったプレーが象徴してますなあ。」と爆弾投下。一瞬の間が在った後に、真弓氏は「確かにそうです。」と消え入る様な声でコメント。一茂氏も蚊の無く様な声で「はい・・・。」と。

まるで地主と小作人の関係というか、野球界のヒエラルキーをまざまざと見せ付けられる遣り取り（笑）。解説者は自己主張せなあきません。

②　解説者じゃないの？
１アウト１塁の局面で迎える打者は矢野選手。息詰まる状況に一茂氏が次の様なコメントを。

「タイガースが優勝した年の矢野選手は、物凄く勝負強かったですね。ジャイアンツ・ファンとしては、何時も打たれそうな思いがしていましたから。」

一茂氏は解説者じゃなかったという事か（笑）。試合中にアナウンサーからジャイアンツ選手の打撃に付いて質問された際に、「わしゃあ、敵チームの事はようわからん。」と言い放った春団治大先生と同じポジションだったとは(^o^;;;。
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これだから、ＡＢＣ朝日放送制作の野球中継は見逃せない。