野球中継開始時に行なわれる解説者紹介。解説者毎にキャッチコピーや枕詞を付せられて紹介されるのが常で在る。例えば、張本勲氏であれば「3千本安打で御馴染みの」という枕詞が延々と使われ続けている。田淵幸一氏の場合は「偉大なホームラン・アーチスト」だし、衣笠祥雄氏は「鉄人」。最近では、解説者として見掛ける機会はなくなったが、カネやんは「球史に残る400勝投手」だった。
こういった現役時代を髣髴とさせるキャッチコピー&枕詞が使われる一方で、その解説者の持つ雰囲気をキャッチコピー化するケースも在る。今は亡き武上四郎氏の場合は、「ホット解説で御馴染みの」という枕詞が使われていた。土橋正幸 氏の「江戸っ子」や大沢啓二氏の「親分」等も有名な所だ。
先日、ラジオ中継を聞いていた所、元ジャイアンツの槇原寛己氏が解説を務めていた。後輩芸人が次々と人気面で飛び越えて行ってしまう為、”飛び箱芸人”と自称しているあの方にそっくりな彼だが、紹介される際に使われたキャッチコピーは「ミスター・パーフェクト*1」だった。
「ミスター・パーフェクト!?」と思わず声に出して叫んでしまった。確かに、彼は完全試合を達成しているからミスター・パーフェクトのキャッチコピーに偽りは無い。だが、ジャイアンツ・ファンの自分からすると、彼には「ここ一番に弱い投手」とか「試合をぶち壊しにする事が多かった投手」というイメージが強いのだ。伝説の「バックスクリーン3連発」を食らったのも彼。兎に角、ピンチになるとキョトキョトと目が泳いでいる彼のイメージが余りにも強過ぎて、ミスター・チキンハートとかミスター・GB(ゲームぶち壊し)といったキャッチコピーの方が相応しく、ミスター・パーフェクトというのは何かしっくり来なかった。
とは言え、それなりの実績を残した選手は未だしも、(ファンだった方には申し訳ないのだが)中途半端な実績しか残せなかった選手が解説者になった場合は、キャッチコピー付けも大変だろうなと思う。元ジャイアンツの緒方耕一氏の場合、確か「快足の男前」といった様な無理無理なキャッチコピーが使われていたと記憶している(笑)。こういうキャッチコピーだと、当人が却って居た堪れない気持ちになるのではないだろうかと老婆心ながら思ってしまう。寧ろ、「元ジャイアンツの緒方耕一さん」という紹介の方が、余程スッキリしているのではないだろうか。
解説者のキャッチコピーに付いては、無用であるという声も在る。でも、中には笑ってしまう様な物も幾つか見受けられ、個人的には好き。
皆様が好きなキャッチコピーや間抜けなキャッチコピー等が在れば、是非とも御紹介願いたい。又、この解説者(若しくは現役選手が解説者に転じた場合*2)には、こんなキャッチコピーが相応しいのでは?というのでもOKなので、書き込み戴けると幸いだ。
*1 此処を見ると、元カープの外木場義郎氏のキャッチコピーもミスター・パーフェクトの様だ。
*2 大沢親分の場合の「親分」は、老若関係なく使えそうなキャッチコピーで在るが、タイガースの金本知憲選手が解説者になった場合のキャッチコピーが「アニキ」だとしたら、年を食ってからも使い続けられるのか心配な所。
まあ、世の中には「古希間近でも”若大将”」や「還暦間近の”永遠のアニキ”」、「40近くてもこのグループ名」というのも在るので、おかしくないのかもしれないが(笑)。
こういった現役時代を髣髴とさせるキャッチコピー&枕詞が使われる一方で、その解説者の持つ雰囲気をキャッチコピー化するケースも在る。今は亡き武上四郎氏の場合は、「ホット解説で御馴染みの」という枕詞が使われていた。土橋正幸 氏の「江戸っ子」や大沢啓二氏の「親分」等も有名な所だ。
先日、ラジオ中継を聞いていた所、元ジャイアンツの槇原寛己氏が解説を務めていた。後輩芸人が次々と人気面で飛び越えて行ってしまう為、”飛び箱芸人”と自称しているあの方にそっくりな彼だが、紹介される際に使われたキャッチコピーは「ミスター・パーフェクト*1」だった。
「ミスター・パーフェクト!?」と思わず声に出して叫んでしまった。確かに、彼は完全試合を達成しているからミスター・パーフェクトのキャッチコピーに偽りは無い。だが、ジャイアンツ・ファンの自分からすると、彼には「ここ一番に弱い投手」とか「試合をぶち壊しにする事が多かった投手」というイメージが強いのだ。伝説の「バックスクリーン3連発」を食らったのも彼。兎に角、ピンチになるとキョトキョトと目が泳いでいる彼のイメージが余りにも強過ぎて、ミスター・チキンハートとかミスター・GB(ゲームぶち壊し)といったキャッチコピーの方が相応しく、ミスター・パーフェクトというのは何かしっくり来なかった。
とは言え、それなりの実績を残した選手は未だしも、(ファンだった方には申し訳ないのだが)中途半端な実績しか残せなかった選手が解説者になった場合は、キャッチコピー付けも大変だろうなと思う。元ジャイアンツの緒方耕一氏の場合、確か「快足の男前」といった様な無理無理なキャッチコピーが使われていたと記憶している(笑)。こういうキャッチコピーだと、当人が却って居た堪れない気持ちになるのではないだろうかと老婆心ながら思ってしまう。寧ろ、「元ジャイアンツの緒方耕一さん」という紹介の方が、余程スッキリしているのではないだろうか。
解説者のキャッチコピーに付いては、無用であるという声も在る。でも、中には笑ってしまう様な物も幾つか見受けられ、個人的には好き。
皆様が好きなキャッチコピーや間抜けなキャッチコピー等が在れば、是非とも御紹介願いたい。又、この解説者(若しくは現役選手が解説者に転じた場合*2)には、こんなキャッチコピーが相応しいのでは?というのでもOKなので、書き込み戴けると幸いだ。
*1 此処を見ると、元カープの外木場義郎氏のキャッチコピーもミスター・パーフェクトの様だ。
*2 大沢親分の場合の「親分」は、老若関係なく使えそうなキャッチコピーで在るが、タイガースの金本知憲選手が解説者になった場合のキャッチコピーが「アニキ」だとしたら、年を食ってからも使い続けられるのか心配な所。
まあ、世の中には「古希間近でも”若大将”」や「還暦間近の”永遠のアニキ”」、「40近くてもこのグループ名」というのも在るので、おかしくないのかもしれないが(笑)。
記事内の、伝説の「」ってそのことですよね?
「バックスクリーン3連発」は、ジャイアンツ・ファンにとっては忘れたくても忘れられない”悪夢”、タイガース・ファンにとっては忘れる筈がない”至福の瞬間”ですよね(^o^;;;。(伝説の~は勿論、その事です。)
槇原投手って他チームのファンからすると、どういった存在の投手だったのでしょうか?例えば、斎藤(雅)投手は「そんなに凄い球を放っている感じはしないんだけど、何故かここ一番でやられてしまう投手。」といった感じが在るのではないかと、ジャイアンツ・ファンの立場では思います。桑田(真)投手に関して言えば、「フィールディングが滅茶苦茶良い投手。」という印象ではないかと。
これに対して、槇原投手に付いては、ジャイアンツ・ファンの自分でも、「ここ一番に弱い投手」(バックスクリーン3連発や重要な試合をぶち壊しにする。)とか「ポカの多い投手」(敬遠の球を新庄選手に打たれてサヨナラ負けを喫する等。)といった印象が極めて強いのです。他チームのファンからしても、結構御し易い投手というイメージが在るのではないのかなあと思うのですが、如何なものでしょうか?
あと、槙原で思い出すのは、オールスターか日本シリーズか忘れましたけど、TV解説に当時ヤクルトの広澤が呼ばれた時のこと。広澤は「槙原はフォークを投げる時のクセがあるんですよ」と、投球フォームに入ってからボールをリリースするまでに「あ、フォークですね」と何度もピタリ言い当てていました。少なくともヤクルトの選手全員にクセを見ぬかれてたってことですね。この時はそんなことTVで言っちゃっていいのかなぁ?って思ってましたが、その後、広澤が巨人入り・・・
(この事はうろ覚えなので間違ってたらすいません・・・)
広沢選手の解説は自分もハッキリ覚えています。ドンピシャ当てて行くので、アナウンサーも「そんな企業秘密を、漏らしちゃって良いんですか?」と真顔で聞いていたのが非常に間抜けでした。まあ、ヤクルト・サイドとしては、他にも幾つか癖を見抜いていたのだろうし、槇原投手恐れるに足らずと踏んでいたのかもしれませんね。何しろプレッシャーに弱い印象しか彼には在りませんでしたので(^o^;;;。
あと、1999年の甲子園で新庄に敬遠球を投げたつもりが打たれてサヨナラ負けしたときのピッチャーも槙原氏だったはずです。
でも、記録を調べたらタイガース相手に結構いい成績残しているのでは?
あと‘あの’試合の記憶は、保存しておりません(笑)
槙原投手はいい投手ですけど、現役最後の方はストッパーやって、失敗ばかりしてたんで、そういうイメージが付いちゃいますよね;
清原選手が引退したら、やはり”番長”なんでしょうかね(^_^;)
本人の前じゃそれはないか・・・
野球ネタを記事にした際、皆様の書き込みを拝読していて思うのは、百人百様の記憶に刻まれたシーンが在るのだなあという事と、野球というスポーツ(乃至は野球選手達)への愛情の深さをひしひしと感じます。
higu様が書き込んで下さった斎藤(雅)投手の件、正直自分の記憶からすっかり抜け落ちていましたが、書き込みでディテールが蘇って来ました。下でdrop様も書かれておられますが、晩年のストッパー時代、何度も救援失敗していたので、そのイメージが強烈なんですよね。俯きながらベンチに戻る槇原投手と、勝利投手の座を滑り落ちてしまった先発投手の落ち込んだ姿の対比を、TV画面で何度目にした事か(^o^;;;。
”あの”試合の時は、当事者の槇原投手よりも、3塁から駆け寄って大はしゃぎしていた一茂選手の方が目立っていた様に思うのは自分だけでしょうか(笑)。
>「ミスター・パーフェクト」
確かこの言葉をよく使うのはTBSの松下アナかな。彼自身も「実況は『世界の松下』でお伝えしております」とイニング前には何度も言いますね。実況アナ自身をキャッチコピーで言うのは後にも先にも彼ぐらいでしょうか。まぁそれには賛否両論あるでしょうけど。
最近はラジオの中継は聞かないのですが、
以前に聞いた時には(TBSラジオ)、
ベンチリポートを務めていた緒方さんのことを
「マイクを持った盗塁王」と呼んでました。
な~んかバカにされている気も…