賛否両論在るだろうけれど

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「倉田真由美氏 男の体臭に付いて投稿したフリー・アナ解雇に『普通の会社なら、首にする事は不可能。』」（８月１２日、東スポＷＥＢ）

漫画家の倉田真由美氏が１２日、「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。フリーの女性アナウンサー（２９歳）が男性の体臭に付いてＳＮＳに投稿し、所属事務所から契約解消された問題に言及した。

此の女性アナウンサーは、「御事情在るなら、本当に御免なさいなんだけど、夏場の男性や不摂生してる方特有の体臭が苦手過ぎる。」等と投稿。物議を醸していたが、所属事務所は不適切な投稿をしたとして、１０日を以て契約解消した事を発表した。

倉田氏は此の件に、「『夏場の男性の匂いが苦手』で、女性アナウンサーが事務所解雇か。匂いってデリケートな問題だから稍配慮を欠いた発言では在るが、特定の個人を指した訳でも無いのに解雇って、一寸過剰反応過ぎないか。」と驚きの声を上げた上で、「普通の会社なら、此れで社員を首にする事は不可能だと思うが。」と疑問視。

続けて、「言論の自由は、基本的に憲法で保障されている。誹謗中傷、名誉毀損との境目は或る程度明確にしないと、言いたい事が言えない時代になる。」と、何がアウトでセーフなのか、具体的な基準を設けるべき・・・と提言している。
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“匂い”に関して敏感かどうかと問われれば、自分は敏感な方だと思う。滅茶苦茶敏感という訳では無いけれど、不快に感じる匂いは少なからず存在する。電車内等、狭い空間で“余りにも強い”汗の匂いや腋臭臭、甘ったるい香水の匂い等を嗅ぐと、申し訳無いけれど嘔吐きそうになるし、相手に判らない様に、其の場を離れる事も在る。

で、「フリー・アナウンサーが、自身のＳＮＳに投稿した内容で、所属事務所を首になった。」という今回のニュース、賛否両論在るだろうけれど、自分は倉田さんと同じ思いを持った。「“公的な立場”の人間が、“公の場”で書いた事が問題なのだろうけれど、特定の個人を指した訳では無いし（“男性”の体臭と限定してしまったのは不味かったのかも知れないが。）、『御事情在るなら、本当に御免なさい。』という“断り”を入れているのだし、こんな大事にする事なのか？」と疑問を感じたので。所属事務所としては、「『表現に留意する様に。』と、彼女には厳しく注意しました。」程度で済ませるのが妥当だったと思う。

「言論の自由が在るのだから、何を言っても許される！！」というのは違うと思うが、昨今の“言葉狩りの様な風潮”もどうかと思う。こんな事で首になっていたら、「『見ざる聞かざる言わざる』に徹した方が無難。」と、何も言えない世の中になってしまうだろう。