アマゾン・ゴー

有名大学の学生による性犯罪が、又、大きく報道されている。女性を酔わせた上、集団で強姦するという卑劣さには憤りしか無い。彼等には法に基づいた厳罰が処せられるべきだし、監督責任の観点から、彼等が所属していた大学が非難されるのも仕方無い事だと思う。

 

だが然し、監督責任という意味では、大学よりも彼等の保護者に一番の責任が在るのではないか？学生が問題を起こすと、学校側許りが責められるのは、何かおかしい気がする。

 

話はガラッと変わるが、「１１年前、馬鹿な女性タレントがＴＶ番組の中で、自身の万引き経験を得意気に披露していた。」事が在った。彼女の万引きだけが理由では無かろうが、其の店は間も無く潰れてしまったとか。

 

何で出場し続けているのか理解に苦しむ女性歌手が今年、漸と“紅白”の不出場が決まったけれど、彼女の様に公の場で“過去の悪行”を得意気に誇る馬鹿が大嫌い。仮令過去の出来事で在っても、他人様に迷惑を掛けた行為を公の場で誇るというのは、人としてどうかと思うので。

 

万引きに関しても、行った当人は軽い気持ちでしたのかもしれないが、された側にとっては死活問題。書店で言えば、「１冊の本が万引きされた場合、同じ本を５冊売らないと穴埋め出来ない。」そうだ。

 

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「レジ不要、商品持ち出せば御会計　アマゾンが米に店舗」（１２月７日、朝日新聞）

 

米ネット通販最大手アマゾンは５日、本社の在る米シアトルに、レジを通さずに買い物が出来る実際の店舗「アマゾン・ゴー」を開いたと発表した。センサー等を使い、商品が外に持ち出されると課金される仕組みで、来年から一般に公開される。

 

アマゾンによると、店を利用するには、アマゾンの会員になり、スマートフォンに専用アプリを入れる必要が在る。アプリを起動させて入店し、商品を棚から取って、其の儘店を出ると、クレジット・カードに課金される。買うのを止めた商品は棚に戻せば、センサーが感知し、課金されない。

 

店は約１７０㎡で、スナック菓子や飲み物、店内で調理した食べ物等も在り、コンヴィニの様な店構えだ。現在はアマゾンの従業員だけが試験的に利用出来るが、来年の初めに一般に使える様にすると言う。

 

アマゾンは４年前に「列に並ばなくて良い店」の構想を練り、自動運転車に使われる人工知能やセンサー等の技術を使って実現させたと言う。ネット通販で成長して来たアマゾンだが、昨年シアトルに書店を初めて開く等、実店舗の展開にも力を入れている。

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“レジを通さずに買い物が出来る実店舗”というのは、非常に面白い取り組みだと思うが、一般化した場合、気になる点が幾つか在る。「スマホ使用者が多くなったとはいえ、持っていない人も少なからず居る訳で、そういう人達は全く利用出来ない店舗なのだろうか？」や「自動運転車もそうだが、機械には誤作動というのが完全排除出来ない。店外に持ち出していない（又は買うのを止めて棚に戻した）商品が誤って課金された場合、どういう対応がされるのだろうか？」といった事が気になる。

 

で、万引きに悩まされている店にとっては、今回の様な店舗は在り難いだろうが、導入費用は何の程度必要なのだろうか？以前、「万引き被害に苦しむ店は、商品全てにデータの入ったチップを付け、会計せずに店外に持ち出した場合、アラームが鳴る様にすれば良いのでは？」と思った事が在るのだけれど、「導入＆維持費用が結構掛かるので、何処の店でも導入出来る訳では無い。」という事だったが・・・。