幼少時に観た映画「砂漠は生きている」に魅了されて以来、所謂「記録映画」は好きなカテゴリーで、当ブログでも過去に「北極のナヌー」や「earth(アース)」等のレビューを書いている。そして今回観て来た記録映画は、「世界50ヶ所で4年以上の月日を費やし、100種類以上の海の生物達を撮影した。」という「オーシャンズ」だ。
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回転し乍ら波間を切り裂くハンドウイルカの大群、強大な吸引力で其処に存在する全てを飲み込まんとするシロナガスクジラの捕食、皺くちゃの赤ちゃんを前足で抱くセイウチの愛情、スクリーン一杯に広がる5万匹のコシマガニ。凶暴なエネルギーを自在に操り、船や港を襲う巨大な波、海底の暗闇の中で太古の形状のままで躍動する海獣達・・・。
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「陸に生息する生物よりも、海に生息する生物の方が多い。」というナレーション。地表の7割以上が海と言われているので、考えてみれば別に不思議がる事では無いのだろうけれど、「我々人類が陸に生息している事で、どうしても自分達を主体に考えてしまい勝ちなのだなあ。」と再認識させられた。
この作品は「海の生物達の食物連鎖の現実」の一方で、「共栄共存出来ている現実」も描いている。どちらの現実も書物等で知ってはいるけれど、実際に映像として目にすると物凄い迫力と説得力が在るのだ。
海の生物達は、絶妙なバランスの上で生き抜いている。しかし其処に人間が介在する事(「ゴミ等による海の汚染」や「地球温暖化」、「乱獲」等。)で、彼等の生態系はどんどん崩されていっている。釣り上げた鮫の尾鰭&背鰭のみを切り落とし、“本体”を海に放り投げるシーンが登場するが、沈み行く過程、そして海底でもがき苦しむ鮫の姿には複雑な思いが在った。「可哀想・・・。」と感じる一方で、その鰭を食べている自分が居るからだ。
自然の厳しさを知ると共に、自然に対して更なる関心を持たせてくれる作品で在る。総合評価は星4つ。
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回転し乍ら波間を切り裂くハンドウイルカの大群、強大な吸引力で其処に存在する全てを飲み込まんとするシロナガスクジラの捕食、皺くちゃの赤ちゃんを前足で抱くセイウチの愛情、スクリーン一杯に広がる5万匹のコシマガニ。凶暴なエネルギーを自在に操り、船や港を襲う巨大な波、海底の暗闇の中で太古の形状のままで躍動する海獣達・・・。
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「陸に生息する生物よりも、海に生息する生物の方が多い。」というナレーション。地表の7割以上が海と言われているので、考えてみれば別に不思議がる事では無いのだろうけれど、「我々人類が陸に生息している事で、どうしても自分達を主体に考えてしまい勝ちなのだなあ。」と再認識させられた。
この作品は「海の生物達の食物連鎖の現実」の一方で、「共栄共存出来ている現実」も描いている。どちらの現実も書物等で知ってはいるけれど、実際に映像として目にすると物凄い迫力と説得力が在るのだ。
海の生物達は、絶妙なバランスの上で生き抜いている。しかし其処に人間が介在する事(「ゴミ等による海の汚染」や「地球温暖化」、「乱獲」等。)で、彼等の生態系はどんどん崩されていっている。釣り上げた鮫の尾鰭&背鰭のみを切り落とし、“本体”を海に放り投げるシーンが登場するが、沈み行く過程、そして海底でもがき苦しむ鮫の姿には複雑な思いが在った。「可哀想・・・。」と感じる一方で、その鰭を食べている自分が居るからだ。
自然の厳しさを知ると共に、自然に対して更なる関心を持たせてくれる作品で在る。総合評価は星4つ。
人間が生活して行く上で、経済活動は不可欠な存在。しかし経済活動を全てに最優先させてしまうと、様々な面で悪しき影響を及ぼしてしまう。そのバランスが重要な訳ですが、どうしても自分本位になってしまい勝ちな人間の場合、取り返しがつかなくない所迄行ってしまわないと、ストップが掛けられないというのが情けない所。
いいですね。^±^
魚好きのぉぃらにとって垂涎ものです。
海の生物だけでなく、身近なところでも釣りをして魚の様子が変わりましたね。
昔豊富に連れた魚が、10年足らずでも全く釣れなくなってたり。
ブラックバスがいるとか、そういう問題だけじゃないようで、全く何もかからなくなりましたよ。
自然は、人間が思うより、はるかに敏感なんですよね。