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「最も近いブラック・ホール=1,000光年先で発見‐欧州天文台」(5月7日、時事通信)
地球から1,000光年離れた所に在るブラック・ホールを発見したと、欧州南天天文台等の研究チームが7日迄に発表した。2つの恒星と重力で結び付き、3連星を構成している。南米チリにある大望遠鏡で2つの恒星の動きを精密に観測し、間接的にブラック・ホールの存在を突き止めた。地球から最も近いブラック・ホールと言う。 銀河系(天の川銀河)の中心に在るブラック・ホールは、質量が太陽の約400万倍も在るが、此のブラック・ホールは4倍強しか無い。質量が一定以上の恒星が寿命を迎え、超新星爆発を起こした後にブラック・ホールになったと見られ、「恒星質量ブラック・ホール」と呼ばれる。
此のブラック・ホールは、質量が稍大きい恒星と互いに回り合っており、公転周期は40日。此れ等の外側を3つ目の恒星が周回している。銀河系には連星が多数在り、今後も地球に近い所でブラック・ホールの発見が期待される。
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新型コロナウイルスが猛威を振るう中、強いストレスを溜め込んでいる人は少なく無いだろう。自分もそんな1人だが、夜空を見上げてストレス発散をする機会が増えた。広大な夜空を見上げ、数多の星々をじっと見詰めていると、ストレスが薄れて行くのだ。昨夜の満月なんぞは実に美しく、神々しささえ感じる程だった。
「全てを呑み込んでしまう。」と言われるブラック・ホールが、地球から千光年先で発見され、其れは地球から最も近いブラック・ホールとか。光の速度で千年必要な距離は決して近くは無いけれど、こういう発見は心が浮き立つ。此のブラック・ホールで、新型コロナウイルスも呑み込んで欲しい物だ。
早耳ですねー(笑)。
600年以内のいつ爆発しても不思議でないと言われているオリオン座のベテルギウスは、質量が太陽の20倍ほどあり、超新星爆発で外層の大部分を吹き飛ばしたとしても8倍程度の質量のブラックホールが出来るでしょうね。
ベテルギウスは地球からの距離約640光年ですから、間違いなく記録更新になりますね。
星々が誕生してからの年数とか、地球との距離とかを知ると、其の数字の余りの大きさに眩暈を感じます。「地球上で一番強い存在。」と人類が大見得を切った所で、宇宙の存在からしたら人類なんて鼻糞の様な存在。なのに、人類同士で延々といがみ合う歴史を続けているのですから、本当に情け無いです。
ベテルギウスというのは、地球から約640光年先に在るんですね。光速でも640年掛かる距離・・・余りに数字が大き過ぎて、想像出来ません。