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「ロッテが逆転勝ち 広島、3年振り9連敗」(6月14日、日本経済新聞)
ロッテが逆転勝ち。「3-4」の6回に、今江の適時3塁打で同点。8回に鈴木の勝ち越し3塁打や、井口の右前適時打等で4点を加えた。広島は3年振りの9連敗。丸の3ラン等で一度はリードしたが、救援陣が踏ん張れなかった。
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今季のセ・リーグの最終順位は、「ジャイアンツが、2位以下を引き離して優勝するのではないか。」と予想した。 其のジャイアンツは開幕ダッシュに成功するも、昨年は盤石だった救援陣が総崩れ状態で、「不味いなあ。」と思っていたら、打撃陣も不調状態に。投打共に絶好調なカープがどんどん勝ち星を積み重ね、5月10日は貯金「12」を記録。「ジャイアンツの優勝は、怪しくなって来たな。カープの優勝が、現実味を帯びて来た。」と、交流戦前には思っていたのだが・・・。
例年、交流戦を境に「ぐっと調子を上げるチーム」と「不調に陥るチーム」が出るのだけれど、よもやカープが此処迄絶不調に陥るとは思ってもいなかった。交流戦に入ってからのカープは、チーム打率が「.233」(6月14日現在。以下同。)、チーム防御率は「4.69」と、共に12チームでブービーとなっている。開幕戦からのカープの通算成績で言えば、チーム打率は「.254」、チーム防御率は「3.79」だから、交流戦に入ってからは投打共に数字を落としている訳だ。
投打共にピリッとしないけれど、何とか勝ち星を拾っているジャイアンツ。交流戦前の絶好調さが嘘の様な、絶不調状態に在るカープ。「一寸先は闇」というのを、心底感じる。
しかし、9連敗を喫し、セ・リーグでは2位に落ちてしまったカープだが、1位のジャイアンツとのゲーム差は「4.5」。例年ならば、9連敗もしたら、もっと引き離されていると思う。3位のタイガースも、同じく1位から4.5ゲームで、要は「上位3チームの差が、そんなに在る訳では無い。」という事。今季のセ・リーグは、激しい優勝争いが繰り広げられそうな気もしている。
カープが絶好調さを見せていたのは、若手選手達の勢いが大きかった。ヴェテラン選手が多いチームの場合、概して大崩れはしないけれど、逆に物凄い勢いを生み出す事は稀有。一方、若手選手が多いチームでは、勢いが付けば物凄いが、一旦泥沼に嵌ると抜け出すのに時間が掛かったりする。今のカープは正に泥沼状態だが、逆に言えば、泥沼から抜け出せた時、再び物凄い力を発揮出来る可能性が在る。
何や彼や言っても、タイガースの先発陣はレヴェルが高いし、優勝争いに加わるのは確かだろう。ファンの方には申し訳無いけれど、ドラゴンズとスワローズが優勝争いに加わる事は九分九厘無さそう。現在、最下位に沈んでいるベイスターズは厳しい状況だが、新加入したユリエスキ・グリエル選手が大活躍したら、優勝争いに加われる可能性は、ドラゴンズ&スワローズより高くなると予想。
・繋げるけど決める力が高くない打線
・応援がすごい
という点で、我がマリーンズとカープは似ているなと感じます。カープへのシンパシーを感じているファンは少なくないようで、「年間でいちばん楽しみなカード」というファンもいます。QVCマリンの紅白くっきり分かれた外野スタンドの映像を見ると、いちごショートかいちごミルクを食べたくなってきます。もっとも、「ポジションごとの・守備陣の一員としてのやるべきこと・やってはいけないことを叩き込む」という点においては、あちら様の方に分があるように感じます。
話は変わりますが、ジャイアンツの香月良太投手が2セーブ目を挙げました。2000年の甲子園での勇姿に魅了されて以来、遠ざかっていた時期もありましたが、一応成績チェックは続けてきました。移籍初年度である昨年は残念な成績に終わって背番号も変わり、今年が正念場、背水の陣だとファンとしても捉えていました。大差での起用から結果を出し続けて、4、5点リードの場面や僅差ビハインドで起用された時は「ここまで再上昇してきた…!」と嬉しくなりましたが、セーブを挙げたと知って、思わず口に手を当てながら涙が滲みました。多彩な場面で速やかにアウトをもぎ取れるフレキシブルなリリーフです(層の薄いバファローズではそのために登板過多となり、昨年・一昨年は調子が上がらなかった)。乞うご期待。
子供の頃からのジャイアンツ・ファンですが、「資金が潤沢で無い分、知恵や努力でチーム作りを行っている。」という点で、カープというチームも応援しています。12チームの中で、最も日本一から遠ざかっているカープ。今季こそはと期待はしているのですが・・・。
何とか9連敗でストップし、盛り返してくれる事を祈っています。
カープとマリーンズ、「ファンが、独自の応援スタイルを生み出している。」という点でも似ていますね。そういった独自の応援スタイルを、他チームのファンがパクる。
密かに応援していた選手が、どんどんと頭角を現す。野球ファンとしては、堪らない喜びですよね。恐らくは其れ程知られた存在では無かったと思うのですが、武蔵大学からジャイアンツ入りした小野剛投手を、昔は応援していました。(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/42897a7e2e5ea718cbbeb62ecf9a4603)
所謂“野球エリート”では無かったけれど、自らを「雑草」と称していた上原浩治投手にも届かない、「雑草の種」と自称し、ジャイアンツには珍しい“ビッグ・マウス”な選手。「野球エリート達を乗り越え、超一流選手になって欲しい。」と願っていましたが、1軍経験の無い儘、僅か2年でジャイアンツを解雇されてしまった。以降はイタリアの野球チームに移籍し、其の後にライオンズにテスト入団。結局、プロでは1勝も上げられないで引退。
しかし、引退後には経営者として成功。プロでは結果を残せなかったけれど、此の成功は個人的に凄く嬉しい(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E5%89%9B_(%E9%87%8E%E7%90%83))。