正月三が日を終えたが、年末&年始に見たTV番組の中で、印象に残った“ベスト3”を挙げると、「1位:『第74回NHK紅白歌合戦』【動画】(2023年12月31日)、2位:「『SASUKE2023 ~第41回大会~』【動画】(2023年12月27日)、3位:「『武田鉄矢の昭和は輝いていたスペシャル [ムード歌謡の先駆け・日本ビクター]』」【動画】(2023年12月29日)」という感じ。
懐メロが大好きなので、懐メロを取り上げる事が多い「武田鉄矢の昭和は輝いていた」は好んで視聴する番組だが、12月29日放送分は「日本ビクター所属歌手が歌った懐メロが盛り沢山。」で、とても見応えが在った。
又、「鍛え上げられた肉体を駆使して、様々な障害物をクリアして行く『SASUKE』。」は、毎度毎度の事乍ら「参加者達の一挙手一投足に一喜一憂させられ、時には涙してしまう。」のだけれど、今回も同様だった。
で、先月の記事「“コンセプト”を変えたらどうか?」で書いた様に、「『出場している歌手自身の大半を、全く知らない。』というのが、此処ずっとの『NHK紅白歌合戦』。」で、「殆ど見ない。」という年が続いていた。昨年に到っては、全く見なかった位。
でも、今回の紅白に関しては、興味をそそられる要素が。相変わらず“全く知らない歌手”が大半だけれど、「“懐かしい歌手”が“懐かしい歌”を歌う。」というケースが結構在り、「見てみ様かな。」と思わされたのだ。具体的に記すと、「石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』【動画】」、「伊藤蘭さんの『キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー』【動画】」、「坂本冬美さんの『夜桜お七』【動画】」、「JUJUさんの『時の流れに身をまかせ』【動画】」、「郷ひろみ氏の『2億4千万の瞳~ブレイキンSP~』【動画】」、「さだまさし氏の『秋桜』【動画】」、「鈴木雅之氏の『め組のひと』【動画】」、「藤井フミヤ氏の『TRUE LOVE』【動画】」、「クイーン+アダム・ランバートの『ドント・ストップ・ミー・ナウ』【動画】」、「寺尾聰氏の『ルビーの指環』【動画】」、そして「薬師丸ひろ子さんの『セーラー服と機関銃』【動画】」。特に伊藤蘭さんと寺尾聰氏、そして薬師丸ひろ子さんが楽しみだった。
【寺尾聰氏&黒柳徹子さん】
【薬師丸ひろ子さん】
事前に大まかなタイムテーブルが公表されていたので、“見たい歌手”だけを見る事が出来たが、最も良かったのは伊藤蘭さん。「キャンディーズの一員として以来、46年振りの紅白出場。」という事で、キャンディーズのヒット曲「年下の男の子」【動画】、「ハートのエースが出てこない」【動画】、そして「春一番」【動画】の3曲をメドレー形式で歌った。「キャンディーズの熱狂的なファンという訳では無かった自分。」でも涙が出る位懐かしく(昔の歌って、当時の自分の思い出と密接にリンクしている。)、18年前の記事「真っ赤な林檎を頬張る♪」で書いた様に、「年下の男の子」と「ハートのエースが出てこない」は自分の中で“ベスト5”に入っている歌という事も在って、心を打ち震わせ乍ら見入ってしまった。
伊藤蘭さんの「昔と変わらない体型、昔と変わらない歌声、そして昔と変わらない振り付け。」【動画】によって、一気に半世紀近く前にタイムスリップさせられた様な感じが。
【伊藤蘭さん&親衛隊】
そして、「150人を超えるキャンディーズ時代の“親衛隊”が集まった別スタジオで、伊藤蘭さんが歌うという演出。」は本当に良かった。「大半が還暦超えと思われる親衛隊達が、真っ白になったり薄くなったりしている髪に鉢巻を巻き、歌の合間に『蘭ちゃ~ん!』等と掛け声を掛け、飛び跳ねたり、紙テープを飛ばしたりしている。」という姿は彼等が若かりし頃同様に熱狂的で、又、感動的でも在ったので。