ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「M-1グランプリ」と「SASUKE」

2024年12月28日 | TV番組関連

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M-1グランプリ動画】:吉本興業朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催する漫才コンクールで、通称「Mー1」。2001年に第1回大会が開催され、2010年~2014年の中断を経て、今年、第20回大会が開催された。出場資格は、結成15年以内の漫才師」(創設当時の出場資格は、「結成10年以内の漫才師」だった。)。

SASUKE動画】:TBS系列で1997年から特別番組として放送されている、視聴者参加型スポーツエンターテインメント1st2nd3rd、そしてFINALという4つのステージに分かれた様々な障害物を、アクション・ゲームの様にクリアし、"完全制覇"を目指す巨大フィールドアスレチック
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年末恒例TV番組として、人気を博している「M-1グランプリ」と「SASUKE」。何方も好きで、初期の頃から見続けて来ている。Mー1グランプリに関して言えば、「以前程、面白さを感じなくなっている。」というのが正直な所。

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「Mー1グランプリ歴代優勝コンビ

第1回大会(2001年): 中川家
第2回大会(2002年): ますだおかだ
第3回大会(2003年): フットボールアワー
第4回大会(2004年): アンタッチャブル
第5回大会(2005年): ブラックマヨネーズ
第6回大会(2006年): チュートリアル
第7回大会(2007年): サンドウィッチマン
第8回大会(2008年): NON STYLE
第9回大会(2009年): パンクブーブー
第10回大会(2010年):笑い飯
第11回大会(2015年):トレンディエンジェル
第12回大会(2016年):銀シャリ
第13回大会(2017年):とろサーモン
第14回大会(2018年):霜降り明星
第15回大会(2019年):ミルクボーイ
第16回大会(2020年):マヂカルラブリー
第17回大会(2021年):錦鯉
第18回大会(2022年):ウエストランド
第19回大会(2023年):令和ロマン
第20回大会(2024年):令和ロマン
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過去に何度も書いているが、幼少期から御笑いが大好きな人間だ。なので、御笑い愛好歴は半世紀を軽く超える。そんな自分だが、「どんな御笑いも好き。」という訳では無く、苦手なタイプの御笑いも在る。「他者真似出来ない本当の""を持った人」を自分は"芸人"と呼んでいるが、そういう芸人は好きだけれど、芸が全く感じられない有象無象の"御笑いタレント"は苦手。又、萩本欽一氏や明石家さんま氏に代表される"ねちっこ過ぎる弄り"も好きじゃ無いし、何よりも嫌いなのは「自身の笑いを、文化的に分析する"様な"お笑いタレント。(木村祐一氏や板尾創路
氏等。)」で在る。御笑いが文化なのは確かだが、「自身の笑いを、文化的に分析されてしまう。」と、申し訳無いが白けてしまう。

歴代優勝コンビを振り返ると、個人的には第7回大会のサンドウィッチマンが一番面白かったし、今も面白いと思っている。「敗者復活からの優勝。」というのは非常に劇的だったが、「こんなにも面白いコンビが、ずっと埋もれていたのが信じられない。」という驚きが在った。

第15回大会のミルクボーイ辺りは夢中に成って見ていたけれど、以降は面白さを感じられなく成っている。「何でなんだろう?」と考えていたのだが、先日或るラジオ番組『今年のMー1は凄く面白かった。』って声結構聞くけど、面白くなかった訳では無いが
何か"出来上がり過ぎた感じ"が在って、自分は冷めてしまった所が在った。肝心の漫才もだけれど、審査員との掛け合い等も含めて全てが出来上がっていて、昔の様な良い意味での"オーディション"という感じでは無く、何か"戦国武将同士の斬り合い"な感じで、リラックスして見れなかった。みたいな事を話した人がて、「確かにそういう所が強くなって来たから、自分も面白さを感じられなく成って来たんだな。」と。「笑いを、文化的に分析する。」というのと、少し通じる"硬さ"とでも言ったら良いのだろうか。

今回、史上初の"連覇"を達成した令和ロマン。彼等の漫才が「面白く無かった。」とは全く思わないが、審査員の大幅な入れ替えを含め、「令和ロマンに連覇達成させる事在りき。」みたいな雰囲気が番組から犇々と伝わって来たのも、興醒めしてしまった要因

とは言え、「多くの人にとって、面白い大会だったのだろう。」とは思っている。御笑いに関して一家言有している後輩も「面白かった。」と言っていたし、多分に「自分の様な御笑いファンは、極めて少数派。」という事なのだろう。

そして、今回42回大会を迎えたSASUKEだが、最初から最後迄、集中力を切らす事無く見入ってしまった。「感動を押し付ける様な演出。」だ何だと批判される事も在るけれど、単純に面白い!他者蹴落としての闘いでは無く、純粋に"心身との闘い"。」というのに魅了される。

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SASUKEの歴代完全制覇者

① 秋山和彦氏(第4回大会)
② 長野誠氏(第17回大会)
③ 漆原裕治氏(第24回大会)
④ 漆原裕治氏(第27回大会)
⑤ 森本裕介氏(第31回大会)
⑥ 森本裕介氏(第38回大会)
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全42回の大会で、完全制覇者は4人のみ。初期の頃と比べると、競技レヴェル格段に上がっており、だからこそ見応えが在る。

確かに"感動を押し付ける様な演出"が無い訳では無いけれど、其れ遥か凌駕する"人間ドラマ"が在る。"SASUKEオールスターズ"に代表される、濃いキャラクターの挑戦者達が実に魅力的だし、「心からSASUKEを愛している。」のが見ている側に伝わって来て、ぐいぐい引き込まれてしまうのだ。

又、嘗てはバリバリに活躍していた挑戦者が、長い年月を経て、結果を残せずに敗退して行く姿には、老いて行く我が身と重ね合わせてしまい、ついつい応援してしまう。第17回大会で完全制覇者と成った長野誠氏もそんな1人だが、彼の長男が第41回大会から登場し、父親譲りの身体能力の高さを発揮。"史上初の親子での完全制覇"を期待してしまう。


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