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「2024年の刑法犯 認知件数"73万件超"で3年連続増加 社会問題化するSNSの"誹謗中傷問題"では『侮辱罪』での検挙・認知件数が過去最多に 警察庁」(2月6日、TBS NEWS DIG)
去年1年間に全国の警察が認知した刑法犯の件数は、73万7,679件と成り、3年連続で増加した事が、警察庁の纏めで判りました。警察庁は、「犯罪情勢は、厳しい状況に在る。」としています。
SNS上で実行役を募集し、各地で強盗や窃盗等を行う「匿名・流動型犯罪グループ」(通称:トクリュウ)による犯罪が相次いだ2024年。 警察庁によりますと、去年1年間の全国の刑法犯の認知件数は73万7,679件で、新型コロナの感染拡大前の2019年の水準に迫っています。
2022年をピークに、認知件数は減少を続け、2021年に戦後最少と成りますが、其の後は3年連続で増加しています。
殺人や強盗等の重要犯罪は1万4,614件で、18.1%増えました。
全体の凡そ7割を占める窃盗犯の中で、太陽光発電所の銅線等、金属ケーブル窃盗の去年1年間の認知件数は、統計開始の2020年から凡そ4倍と成る2万701件に上っていて、不法滞在の外国人グループによる組織的な金属窃盗は、治安上の大きな課題と成っています。
又、性犯罪に付いては、不同意性交や不同意猥褻の認知件数が大幅に増加した他、性的な部位等を盗撮する「撮影処罰法違反」が8,436件と成り、前年から凡そ3.3倍に急増。
警察庁は急増の背景として、2023年に「撮影処罰法」が施行される等、法整備が進んだ事を挙げた上で、性被害の申告や相談がし易く成った側面も在ると分析しています。
SNS上での特定の個人に対する誹謗中傷が社会問題化する中、去年1年間でインターネットを利用した侮辱罪の認知件数が225件、検挙件数が100件と、何れも過去最多と成った事も明らかに成りました。
侮辱罪は、インターネット上の誹謗中傷対策として2022年に厳罰化され、警察庁幹部は侮辱罪の認知件数が増加した理由として、「厳罰化によって、国民の告訴意識が高まった可能性は在る。」としています。
此の他、児童虐待の疑いが在るとして、警察が児童相談所に通告した18歳未満の子供は、12万2,378人と、2023年に次いで過去2番目に多かった他、児童虐待の事件の検挙件数は2,649件で、過去最多と成りました。
又、配偶者や交際相手からの暴力等の相談件数は9万4,937件で、DV防止法が施行された2001年以降で過去最多でした。
警察庁が去年10月に行った治安に関するアンケートでは、76.6%が近年「日本の治安が悪化した。」と回答しました。
警察庁は「犯罪情勢は厳しい状況に在る。」とした上で、「社会情勢が大きく変化する中、直面する様々な課題に的確に対処する為、総合的な対策を強力に推進する。」としています。
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「去年1年間の全国の刑法犯の認知件数は73万7,679件」という事は、「約2,015.5件/日」の発生率と成る。此れは「約1.3件/分」の発生率と成り、「治安が良いと言われる我が国でも、こんなに多いのか。」と思ってしまう。
性犯罪と言えば、「中居正広氏の女性トラブル」及び「女性トラブルに関するフジテレビ幹部社員の関与疑惑&フジテレビの"女性上納システム"疑惑」がどうしても思い浮かんでしまうのだが、「先日、ホリエモンのYouTubeチャンネルに出演し、フジテレビの内情を暴露した、
フジテレビの元アナウンサー・長谷川豊氏の話。」によれば、「フジテレビに、"女性上納文化"は在る。」と断じた上、現在、女性上納文化の中心に居るのは、「『一昨年6月、フジテレビの女性アナウンサー・Aさんが、中居正広氏から"深刻な被害"を受け、PTSDを発症。長期休養の後、退社に追い込まれた。』という件で、"女衒役"を務めていたフジテレビの編成幹部B氏。」とした。又、「大学時代パッとしなかったが、乗りの良さとコネ等を駆使して入社した人の事を"フジテレビデビュー"と局内では呼んでおり、「そういうフジテレビデビュー組が、概して問題を起こす事が多く、今回の女性トラブルに加担した(と言われている)B氏は、そういう存在として有名だった。」とも。
様々な報道から判るのは、「フジテレビデビュー組のB氏が、女衒役を務めている事で、異例の大出世を遂げて行った。『最初は甘い言葉で相手を油断させ、そして最終的には"逃げられない場所"に連れ込み、性加害に到らせた。』というのがB氏の得意とする手法。」の様だ。此れが事実とすれば、「前の組織ではパッとしなかった人間が、華やかな組織に入った事で"勘違い"してしまった結果、女性を甘言で騙し、酒や薬物等で意識朦朧とさせた上で、集団レイプに及んだ。」という、「スーパーフリー事件」の鬼畜達と何等変わり無い。
そして、「SNS上での特定の個人に対する誹謗中傷」といえば、こんなニュースが報じられた。
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「【速報】タレント堀ちえみさん(57歳)のブログに1万6,000回超の書き込みか "元ファン"無職の女(47歳)逮捕 管理会社の業務を妨害した疑い」(2月6日、テレ朝news)
タレントの堀ちえみさんのオフィシャル・ブログに1万6,000回以上に亘りコメントを書き込んで、ブログ管理会社の業務を妨害したとして、無職の47歳の女が逮捕されました。
N容疑者(47歳)は一昨年4月からの3ヶ月間で、堀ちえみさん(57歳)のオフィシャル・ブログに1万6,000回以上に亘りコメントを書き込み、ブログ管理会社の業務を妨害した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、N容疑者は堀さんの元ファンで、「ブログに綴られた事が、如何に嘘八百で在るか。」等と書き込んでいました。
取り調べに対し黙秘しています。 N容疑者は、ネット掲示板に堀さんを中傷する書き込みをした等として、先月逮捕されていました。
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元記事では容疑者の実名が記されていたけれど、「非常に悪質な犯罪では在るけれど、敢えて此方でも実名で記す必要は無いだろう。」との判断から、仮名にさせて貰った。
N容疑者は堀ちえみさんの元ファンという事で、「可愛さ余って憎さ百倍」という事なのだろうけれど、其れにしても「3ヶ月間で、1万6,000回以上の誹謗・中傷書き込みをした。」というのは、異常過ぎてぞっとしてしまう。「約177.7回/日」(約7.4回/時間)のペースで書き込んでいた計算に成るからだ。「他にするべき事は、幾らでも在るだろうに。」と呆れてしまう。N容疑者は黙秘を続けている様だが、自身の行為に関して全く反省していないのだろう。
「去年1年間でインターネットを利用した侮辱罪の認知件数が225件、検挙件数が100件と、何れも過去最多と成った。」そうだが、「死去した前兵庫県議への虚偽発言」等、常軌を逸したレヴェルの誹謗・中傷をネット上で繰り広げ続け、全く反省していない立花孝志氏等、"野放し状態"に成っている輩が余りにも多いのは、「社会の安寧を大いに乱している。」という点から"も"大問題ではないか?
「言論の自由等の観点から、取り締まるのは難しい。」という事も在るのだろうけれど、「死去した前兵庫県議への虚偽発言」では1人の人間が死に追い込まれているのだ。「立花氏の常軌を逸した言動、そして其れに煽られた人々の"言葉の暴力"が、死への直接的な原因と成った。」と言っても良く、「こういう場合は厳しく取り締まれる、又、其れでも繰り返す様ならば、より厳罰を科せる法整備。」が在って当然と思うのだが。