紅白歌合戦スキウタ

戦後６０年を迎えた今年、ＮＨＫでは「紅白の舞台で聞きたい歌は？」というアンケートを行っている。この集計結果を元に、年末の「第５６回ＮＨＫ紅白歌合戦」の構成＆演出を検討して行くという事で、昨日その中間発表が行われた。想像していた通りの結果。と言っても「まあ妥当だろうな。」という意味ではなく、「想像していた通り、近年の歌で上位を占められたなあ。」という思い。どんな曲を選ぼうが個人の勝手だし、別段「戦後６０年間に流行った歌の中から、最も素晴らしい曲を選出せよ。」としている訳でもないので、どうでも良いと言ってしまえばそれ迄なのだが、紅組の１位が「ＬＯＶＥマシーン」（モーニング娘。）で、白組の１位が「世界に一つだけの花」（ＳＭＡＰ）とは・・・。別に紅白の舞台ではなくても、何処でも聞ける曲ではないかという思いがする。

近年の歌に深い思い入れが持てない自分だが（起伏の少ない曲調や、横文字を無意味に羅列しただけの詩が多く、心惹かれる歌が本当に稀になってしまった。）、中間発表のベスト１０をチェックしてみた所、空で或る程度歌える歌は、紅組５曲＆白組７曲という状態だった。もっとハッキリ言えば、歌えない歌（紅組５曲＆白組３曲）に付いては、全く曲調も詩も浮かばない有様(^o^;;;。以前「ミュージカルバトン　Ｐａｒｔ１」で挙げた歌が取り上げられれば嬉しいが、今回上位を占めた様な歌をメインにして番組が構成＆演出されるならば、今年の紅白を見たいという気持ちは例年以上に低くなりそうな自分だ。

それにしても、”懐メロ”が苦戦している中で、橋幸夫氏（[紅組]　「いつでも夢を」（３位）　／　[白組]　「潮来笠」（６位）、「霧氷」（１０位））と森進一氏（[白組]　「襟裳岬」（１９位）、「おふくろさん」（２０位）、「北の蛍」（２５位））が、各々３曲をベスト３０にランク入りさせているのが意外な所。「組織票？」と思っていたが、今日の夕刊紙に「所属しているレコード会社が、ファンクラブに働き掛けた。」と報じられていてやはりと思った次第。であるならば、あの御意見番を気取った勘違い歌手も、そろそろ組織票を掻き集めないと赤っ恥をかく事になると思うのだが（笑）。＊１

＊１　何しろ流行りモノに飛び付くのが大好きな御仁なので、そろそろ「この前太蔵が電話して来てさあ。色々相談に乗ってやったりして大変なんだよ。」と言い出しそうな嫌な予感が(^o^;;;。