ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「ふっふっふっ・・・。」

2007年09月26日 | 政治関連
この時期にその様な苦しみを味わえるのは幸せと思わなければいけないのかもしれないが、ジャイアンツ戦を見ては胃の痛い思いを連日している。昨日行われたドラゴンズとの試合も、7回を終了した時点で6対1とジャイアンツが5点差を付けて勝っていたにも拘わらず、「残り2イニングでドラゴンズに逆転されるのではないか・・・。」という不安に苛まれる程。それだけドラゴンズというチームの粘っこさは恐怖で在り、これは嘗て”赤ヘル軍団”と呼ばれた頃のカープと対戦していた際に感じたのと同じ恐怖心だ。先発の内海哲也投手&抑えの上原浩治投手が良く踏ん張ってくれ、何とか7対3でドラゴンズを振り切る事が出来た。ジャイアンツ必勝の鍵は、原監督が一切動かないというのに尽きる気が。

ジャイアンツ戦を見つつ「ベイスターズv.s.タイガース*1」戦もザッピングしていたが、こちらは”不沈空母”と思われた藤川球児投手が一昨日に続いてサヨナラヒットを喫するという結末に。あれだけ必死で頑張って来ただけに、藤川投手を責めるのは酷だと思う。歓喜に沸くベイスターズの選手達の横を、俯き乍らベンチに戻って行く彼の姿を見て、涙腺が少し緩んでしまった。タイガース・ファンの方々には申し訳無いが、これで優勝争いはジャイアンツとドラゴンズの2チームに絞られたと言っても良いだろう。解説者として試合を見守っていた星野仙一氏が「これでジャイアンツとドラゴンズの優勝確率は、五分五分になったと考えて良いだろう。」といった発言をされていたが、私見で言えば「未だドラゴンズが若干有利。」と踏んでいる。今日行われる対ドラゴンズ最終戦で勝ったチームが、優勝に向かって大きく前進するのは間違い無いだろう。ドラゴンズの先発はローテーション通りならば朝倉健太投手か?よもや中3日で川上憲伸投手を先発させるという奇策を落合監督が打って来るとは思えないが、どちらにしてもドラゴンズの投手陣は手強いし、打撃陣の粘っこさも恐怖。ジャイアンツの先発が予想される高橋尚成投手*2に何とか踏ん張って貰い、そしてジャイアンツの打撃陣がドラゴンズに負けない粘っこさを出して勝って貰いたい!

閑話休題。嘗て”笑わん殿下”と呼ばれた政治家が居たが、それに倣えば”皮肉笑い殿下”と称されそうな福田康夫氏。彼の顔を見るとどうしても、あの片頬を歪めての「ふっふっふっ・・・。」という皮肉笑いを思い浮かべてしまうのだが、そんな彼が昨日第91代首相に就任した。父・赳夫氏(第67代首相)と、実の親子が共に首相に就任したのは我が国で初めてのケースだろう。1936年7月16日生まれの彼は現在71歳。赳夫氏も同じ71歳で首相に就任したというのは、何か因縁を感じてしまう。前任者の安倍晋三氏が昨年首相に就任した時は52歳だったので、それよりは19歳も上という事になる。勿論若ければ良いというもので無い事は、前首相の駄目さ加減からも証明済みだが、それにしても”息子”から”父親”に首相が交代した様な感じは在る。

71歳と言えば一般的には高齢者というイメージが在ろうが、福田氏と同い年の有名人を列挙すると、これが結構面白い顔触れなのだ。立川談志師匠や市原悦子さん、野際陽子さん、長嶋茂雄氏、毒蝮三太夫師匠、桂歌丸師匠、北島三郎氏、大山のぶ代さん、亀井静香氏、里見浩太朗氏、山崎努氏等、御爺ちゃん&御婆ちゃんなんて呼ぶのも失礼な程の名前が並ぶ。その一方で東八郎師匠や内山田洋氏、川口浩隊長、梶原一騎氏、村山実氏等、若くして亡くなられた”同級生”の名前には諸行無常の思いが。

そして最も驚いたのは、あの天才・楳図かずお大先生も福田氏と同じ71歳という事実。赤&白のストライプのシャツを着込み、「グワシ!」や「サバラ!」、「~なのら。」と叫ぶ楳図大先生と、冷静沈着な”皮肉笑い殿下”が同い年とは誰が想像出来ようか。

*1 熱きタイガース・ファンの後輩から「この作家の作品は面白いですよ。」と紹介された貴志祐介氏。早速彼の作品を読んでみた所、その面白さにすっかり魅せられて全作品を読破するに到った。全作品といっても、デビューした1996年から現在迄の約11年間で出版された作品は僅か6作品という寡作ぶり。多作で鳴ら西村京太郎氏等とは対極を行く作家なのだが、その彼の新作が3年ぶりに刊行されるそうだ。「新世界より(上)&(下)」という二分冊形式にて来月刊行という事で、これは楽しみで在る。

*2 普段は糞味噌貶している原監督だが、高橋尚成投手のブログに、先日の好投で貰った監督賞の封筒の写真が。封筒には原監督直筆のメッセージが書かれており、その内容には不覚にもジーンと来る物が在った。

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11 コメント

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お互い負ける訳には (バッキー)
2007-09-26 08:53:23
おはようございます。

昨夜のゲームで俄然、巨人奇跡のVへの可能性が出てきましたね。我らがドラファンとしては、ゾンビのように生き返ってきたジャイアンツ、底知れぬプレッシャーを感じます。
残り試合3ゲームでの、天下分け目の決戦とは・・・

球史に残るシーズンになるのは間違いなさそうです。
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はじめまして (名無し)
2007-09-26 09:27:38
はじめまして。プロ野球ファンの者です。



ここにきて阪神が6連敗ですが、やはり中継ぎ陣を酷使させすぎたため、ここにきてその代償がきているのだと思いますね。だから阪神に関しては「まさか藤川が打たれる」というよりは当然しわ寄せがきたという感じですね。



中日に関しては、今季はセンターを守っている韓国の李炳圭選手に何か特別な事情があり、彼が特に守備面でチームの足を引っ張っている様子です。そこが穴です。



さて巨人はその中日に対抗できるかですね。

今日の大一番は楽しみです。巨人にとっては94年10月8日以来の大勝負ですね
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>名無し様 (giants-55)
2007-09-26 13:06:57
初めまして。書き込み有難う御座いました。

仰る様にあの「10.8決戦」(http://ja.wikipedia.org/wiki/10.8%E6%B1%BA%E6%88%A6)の時と同じ高揚感を覚えております。100%ジャイアンツの優勝を諦めていただけに、此処に来てその可能性が5割近くになった事で「何としても優勝を果たして欲しい。」という気持ちは強いのですが、如何せん「ツボに嵌った時は爆発的な力を発揮するものの、そうではないとからきし頼りないジャイアンツ」と「常時粘っこい野球が出来る完成されたチームのドラゴンズ」との闘い故、今日の試合が不安でも在ります。

JFK、特に久保田投手&藤川投手の多用が、此処に来て彼等の疲労度を一気に上げている感じは在りますね。一つも負けられない状況下では、同点の場面でも彼等を起用せざるを得ないというのは理解出来るものの、打たれる度に彼等には同情を覚えます。我がジャイアンツも西村投手や上原投手を筆頭にかなりの無茶使いが目立ちましたが、何とか今季は乗り切ってくれただけで在り、正直来季以降の彼等への影響が心配です。

それにしても残念なのは、今日の試合を地上波で中継する日テレ(関東圏)が又しても中継延長をしない方針という事。こういう試合こそ完全中継して貰いたいです。

今後とも何卒宜しく御願い致します。
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大人のたしなみ (Spa supernova)
2007-09-26 19:09:29
廃れ行く?たしなみ慇懃無礼(笑)の福田氏。
正直ああいうあしらい方やってみたいです…。どうもストレートに出る方なんで。

中日に関しては投手も穴です。正直2位終了で、プレーオフで阪神とやる、巨人とやる、となったら考えるだけで恐ろしい、最低でも一位終了で出来れば巨人さんとやりたい…、と思います(一ファンとして…)。
でもプレーオフにせよ、運良くシリーズに進んだにせよ、怖いなあ…。去年のトラウマが…。
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>Spa supernova様 (giants-55)
2007-09-26 20:22:02
書き込み有難う御座いました。

天王山と呼ばれる試合では、得てして一方的な展開になりがちなもの。今日の「ジャイアンツv.s.ドラゴンズ」戦開始前に何とも言えない嫌な予感がしていましたら、案の定と言う可きかドラゴンズが1回表に大量4点。それも懸念していたエラーが絡んでのものだっただけに、「これは駄目だ。」と思いました。ドラゴンズの先発・朝倉投手の出来も良いし、これ以上辛い思いをするのは嫌なので中継を見るのは止めようと思った程。結局は見続けている訳ですが(笑)、意外にもジャイアンツが1点差迄追い上げています。

唯、何か勝てそうな気がしないんですよね。ジャイアンツが押せ押せの展開だった4回裏に、野間口投手に代打を送らなかったのが後を引きそうで・・・と書いてたら、今、李選手に同点ホームランが!!

Spa supernova様は心配されていますが、ドラゴンズの投手陣&打撃陣は共に超一級品。未だ未だ勝てる気は正直しません。何とか勝って欲しいのですが。あ、二岡選手が三塁ゴロで同点止まりか・・・。
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Unknown (名無し)
2007-09-26 20:40:47
阪神や巨人のように酷使させる事で来季が心配であり、彼らの選手生命にも関わりますね。かつて中日時代に星野仙一監督が何人もの投手を潰してしまったように…



地上波放送の延長なしの姿勢にはがっかりします。9時で打ち切りでは肝心な終盤は殆どの試合ではみることができません。

今日みたいな面白い試合も、7回くらいで放送が終わる事になりそう…

これでは視聴率も下がり続けますよね
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>名無し様 (giants-55)
2007-09-26 22:21:43
書き込み有難う御座いました。

昨日以上に胃がキリキリする展開の今日の試合。今、ゲームセットを迎え、思わず「やった!!」」とガッツポーズで叫んでしまいました。良くジャイアンツは勝ったと思います。明日の記事で詳細を書く予定ですが、試合の展開を備に見るとドラゴンズが勝つ要素が到る所に在ったと思います。特に1回表にドラゴンズが4点を先取し、相手投手の朝倉投手の出来が非常に良く見えましたので、2回が終わった時点で正直負けを覚悟し、「残り2試合はどんな事が在っても勝たなければ。」という悲壮な思いが湧きましたから。高橋(尚)投手は言う迄も無く、結果的にゼロに抑えた野間口&上原両投手の出来は決して良くなく、何度もヒヤッとさせられる球が在りました。特にウッズ選手がど真ん中の球を仕留められなかった段階で、この試合の流れはジャイアンツに傾いて行った様な気がし、野球の怖さを痛感しました。タイガースは今日の敗戦で残念乍ら優勝の芽は摘まれてしまいましたが、公式戦中盤からの強烈な追い上げに敬意を表したいです。

ジャイアンツは何とか今日の試合で勝利を収めましたが、後2試合のスワローズとベイスターズは絶対的なエースを先発させる事でしょうし、未だ未だ気が抜けません。ジャイアンツの選手達には、死に物狂いで勝ちに行って貰いたいです。

それにしても三つ巴を繰り広げて来た3チームに於いて、ドラゴンズだけは選手の酷使をしていない様に思われ、これはクライマックスシリーズのみならず、来季以降の選手達の事も考えた落合選手の判断だと思っています。やはりこの監督は素晴らしい能力を持っています。(星野氏もそうでしたが、ノムさんもかなりの投手を酷使によって”潰して”いますね。チームの勝利は確かに重要なれど、選手達個々にも家庭が在る訳ですから、もう少し肉体面での考慮が欲しいです。)

あと今日の試合、自分がG+で見ていたのですが地上波の日テレ(関東圏)は延長無しで途中打ち切り。これだけ緊張感の在る試合を、それもジャイアンツと最も深い関係に在る放送局が中継続行の英断を下せないもどかしさ。全く信じられません。
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誰も触れないこと (破壊王子)
2007-09-26 22:44:30
阪神は今、井川が抜けたことの意味の大きさを考えるべきなのです。毎年のように200イニングを投げていたローテーション投手が抜けたツケは、JFK、特に藤川・久保田の無理遣いとして現れたと、アタシは見ています。
藤川で負けた、久保田が打たれたといって責めるつもりはないです。井川の穴がボーグルソンで埋まる、と思っていたフロントが馬鹿なのです。

今の藤川に、かつての田村勤の姿が時折ダブるのです。

模図先生といえば最近住宅の件で揉めましたが、アタシは100%模図先生支持です。

仮に嫌気が差して吉祥寺から出て行ったらどーするんですか?税収の面でどれほど貢献してるか。ちょっと考えりゃわかりそうなものです。
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巨人軍の優勝になりそうですね。 (アイラブ肥後もっこす)
2007-09-26 23:17:02
今日の阪神7連敗、そして4点先取りされた中日を巨人が見事逆転勝ち。これでジャイアンツの優勝はほぼ決まったといっていいでしょうね。
55さんもさぞかし胸をなでおろしているかと思います。カープはいうまでもなくホークスもファイターズの2戦目の引き分けがこの勝負を決定付けたと思います。クライマックスシリーズでぜひジャイアンツとタッグを組めればと思っております。

それにしても「まことちゃん」の梅図かずお先生が福田さんと同い年だなんて信じられませんね。
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>アイラブ肥後もっこす様 (giants-55)
2007-09-27 00:08:58
書き込み有難う御座いました。

いやあ今日の試合、良くジャイアンツが勝”てた”と思います。詳細を見ればドラゴンズが勝利しておかしくないポイントが溢れていましたからね。選手達が初回の大量失点にめげる事無く、闘志を見せてくれた事が本当に嬉しいです。チーム全体で勝ち取った試合なのは間違い無いのですが、見逃していけないのは0対4で迎えた3回裏のジャイアンツの攻撃で、1死満塁から2点タイムリー・ヒットを放った谷選手。もし此処で彼が三振やゲッツーに倒れていたら、流れはドラゴンズに向かったままで終わったでしょうね。それと6対4で迎えた8回裏のジャイアンツの攻撃で、無死1塁から送りバントを決めた古城選手も高く評価したい。上原投手の調子がイマイチだったので2点リードだけでは決して安心出来ない状況で、1球目でしっかり送りバントを決めた事でジャイアンツにとっての良い流れを変えさせなかった。これが結果的に高橋(由)選手の駄目押し2ランに結び付いたといっても過言では無いでしょう。古城選手に対してはこれ迄、結構辛辣な意見を書いて来ましたが、今日の彼は天晴れの一言でした。

今日の勝利でジャイアンツが優勝にぐぐっと近付いたのは確かですが、それでもドラゴンズは未だ4割程の優勝確率を有していると思っています。兎に角このチームは粘っこい野球が出来ますし、投手陣も素晴らしいですから、ジャイアンツとしては残り2試合(スワローズはセス・グライシンガー投手、ベイスターズは三浦大輔投手を先発で持って来るでしょうから、勝つのはかなり困難と心しています。)を何としても全て勝たなければならないでしょう。

それにしてもタイガースの大失速は意外だったし、ライバル・チームとして残念です。上で破壊王子様が書かれている内容を拝見して「おっ!」と思ったのですが、実は自分も井川投手の抜けた穴がタイガースにとって非常に大きかったとずっと思っておりました。自分は井川投手のファンなので過剰評価し過ぎているかも・・・と思っていた訳ですが、同じ様な考えを他にも持っておられる方が居たと知り、嬉しかったりしています。

優勝に関しては苦しい状況に在るホークスですが、王監督の為にもネバー・ギブアップの精神で残り試合を闘って貰いたい。今日のジャイアンツの試合の様に・・・。
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