6年前に「O型は有利!?」及び「○○○とXXは関連無し」という記事で取り上げたが、「日本は概して、“血液型”で人の性格や適性等を分類したがる国民性を有している。」と思う。自分はそういう分類を信じていないが、兎にも角にも「日本人は殆どが、自分の血液型を知っている。」という大前提が在るからこそ、血液型による人の性格や適性等の分類というのが成立し得ている訳だ。
そんな「自分自身の血液型を知らない人なんて、非常にレアだろう。」という意識を持っている(で在ろう)日本人からすると、驚きのニュースが報じられた。
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「55%が血液型『知らない。』 日本と正反対 英国」(7月11日、時事通信)
英調査会社ユーガヴが、英国の成人男女に血液型を尋ねた所、「知らない。」という回答が55%に上った。
日本では血液型による性格診断が雑談の話題として人気だが、英国では全く盛り上がらない話題となりそうだ。
ユーガヴの調査によると、年齢が若い人程、自分の血液型を知らない割合が高く、18~24歳では81%に達した。25~49歳でも60%が知らなかった。調査は7月7日にインターネットを通じて行い、2,873人が回答した。
ABO式血液型は1900年、当時のオーストリア・ハンガリー二重帝国の病理学者カール・ラントシュタイナーが発見した。血液型による性格診断に、科学的根拠は無いとされている。
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「イギリスでは全体でも55%、18~24歳に関しては81%もの人が、自分の血液型を知らない。」というのは、非常に意外な調査結果だった。「日本の常識は必ずしも、世界の常識に非ず。」という事なのだろう。