ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“最悪の事態”を乗り越えて

2019年07月12日 | 其の他

今でこそ「男性アイドル=ジャニーズ事務所所属」というイメージが出来上がっているけれど、ジャニーズ事務所が男性アイドル界を牛耳っていなかった1970年代、子供向けTV番組「ママとあそぼう!ピンポンパン」内で作られた「ビッグ・マンモス」という“美少年グループ”が大人気となった。中でも“ノンノン”という愛称だった森井信好君は断トツの人気を誇りり、同級生の女の子達が「きゃあきゃあ。」騒いでいたのを覚えている。不細工な自分としては腹立たしさを感じなくも無かったが、ノンノンの美少年振りを考えれば、「まあ、騒ぐのも判る。」という思いも在った。

6年前の記事「『懐かしい。』と感じるのは、極めて限定された人達だけと思うけれど」では、当時48歳となるノンノンの近影を紹介したが、確かに老けはしたもの、イケメンさは変わらなかった。

で、愛読している雑誌「昭和40年男」の最新号(vol.56)を読んでいた所、ノンノンが取材を受けていた。今年で54歳となる彼は相変わらずイケメンだったが、7年前の2012年に“最悪の事態”を迎えていた事を知った。

ビッグ・マンモスを1978年3月に卒業した時、彼は13歳だった。以降、様々なTV番組に出演する等、彼の芸能活動は順風満帆だったが、彼自身の中では「自分は此の世界には、余り向いていないのかな。」という思いがどんどん強くなって行ったと言う。そして、大学進学を蹴り、芸能界からも退いた彼は、社会人として新たな人生を始める。

「18歳の頃から、今から5~6年前に到る、一般的なサラリーマンというか、会社を経営した事も在りましたが、思えば全てが漠然としているんですよね。結婚もせず、はっきりとした自分の目標とか遣りたい事が見出だせて無かったんです。其の時其の時で遣れる事が在れば、遣って来た感じでした。」と語る彼は、驚きの事実を明らかにしている。

2012年、会社の健康診断で、レントゲンに“5cm位の影”が写り、大きな病院で内視鏡検査をして貰った所、肺癌で在る事が判明。更に検査をすると、にも転移が認められ、最悪の“ステージ4”と宣告されたのだとか。(彼自身で調べた所、自身の状況だと、病気が判った時点で、3年後の生存率は5%以下だったとの事。)

当初は地元の病院で外科手術を受ける予定だったが、森井氏自身が
サイバーナイフという治療法を見付け、別の病院で此の治療法を受ける事を決断。結果として、抗癌剤を使う事も無く、2~3週間で完治したと言う。

彼の場合はサイバーナイフという治療法が適していたという事で、全ての患者に彼と同じ結果が得られるという訳では無いだろうが、彼は担当勧める治療法が全てでは無い。とした上で、日進月歩医療の中で、どんな治療法や病院、医師が居るのか、自身は勿論の事、大切な家族や友人が大病になった際に調べて欲しい。本人も含めて最善と思われる選択の上での闘病をして欲しい。と主張している。

“最悪の事態”を乗り越えた彼は今、新たな事業の準備をしているとか。同世代として、彼の頑張りに期待したい。


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