ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「光る君へ」の初回放送を見て

2024年01月08日 | TV番組関連

女優中村メイコさんが昨年12月31日、肺塞栓症にて89歳で亡くなられていた。」事が、昨日明らかとなった。黒柳徹子さんと並び、日本於けるTV放送黎明期から第一線で活躍し続け、亡くなる6日前仕事をされていたというのだから、“生涯現役”を実践された訳だ。

肩書を「女優」と記したが、自分の中で彼女は「コメディエンヌ(喜劇俳優)」というイメージが強く、最も印象に残っている出演番組は「お笑いオンステージ」【音声】。初代・三波伸介氏等との軽妙洒脱遣り取りが忘れられない。

ブログで過去に何度も取り上げて来た「昭和九年会」。「『昭和9年』に生まれ、大活躍した芸能人が多かった事から、1976年に愛川欽也氏と長門裕之氏が中心となり、結成された親睦団体。 」だが、会員は“男性のみ”という印象が強く、昨年10月の記事「『“最後の方”が逝かれた。』という印象」の中で記した様に、(昨年10月14日に亡くなられた)財津一郎氏を以て、「(自分が知っている範囲で)昭和九年会の最後の会員が逝かれた。」という思いが在った。でも、記事で触れた様に、中村メイコさんも同会の会員だった様で、「“本当に”最後の方が逝かれた。」という感じがする。昭和九年会を当ブログで取り上げるのも、恐らくは今回が最後となるだろう。

メイコさん、御疲れ様でした。合掌

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光る君へ」:NHK
大河ドラマ第63作。平安時代中期を舞台に、後世「世界最古の女性文学」と呼ばれる「源氏物語」を生んだ紫式部吉高由里子さん)の生涯を描く。タイトルの「光る君」とは、「源氏物語」の主人公・光源氏と、其のモデルの1人と言われ、本作でも重要な登場人物となる藤原道長柄本佑氏)を指す
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昨夜、「光る君へ」【動画】の初回が放送された。大河ドラマ全63作品を振り返ると、平安時代を取り上げたのは7作品目。平安時代を取り上げた前回作は、2012年に放送された第51作「平清盛」【動画】。

過去に何度か書いたけれど、女性が主人公の大河ドラマは、概して“家庭内部”を描く様な作品が多く、魅力に欠ける。という印象が強い。昨年の第62作「どうする家康」が余りに“酷い出来”だったし、「2年連続で詰まらなそう。」という先入観を持って、初回を見る事に。

「紫式部=『源氏物語』の作者」、「『源氏物語』=光源氏の恋愛遍歴を描いた小説」といった知識は在るものの、他は良く知らない。自分と同じ様な人は、結構多いのではなかろうか。そんな感じなので、「光る君へ」を見ていて、「そうだったんだ。」と思う事は多かった。

「藤原道長は、紫式部をバックアップをしていた人物。」としても知られている。ドラマでは「そんな2人が、子供の頃に知り合う。」という設定で描かれているが、「謎の部分が多く、子供の頃の名前すら判っていない。」とされる紫式部なので、此の辺の設定はフィクションなのだろう。歴史を取り扱っているとはいえ、TVドラマなので此の位のフィクションはまあ「在り。」だ。

で、紫式部の母・ちやはが、道長の兄・道兼に殺害される場面が登場する。「本当なのか!?」と驚いて調べてみた所、「紫式部が幼い頃に母親が亡くなっている様だ。」という事が判っているだけで、詳細は全くの不明。詰まり此方“も”フィクションの設定で、其の後の紫式部と道長の関係性を考えると、実に皮肉な設定。」としたかったのだろうが、「其処フィクションを持ち込んでしてしまうと、何か白けるなあ。」という思いに。

前作の「どうする家康」と比べると、“登場人物達の顔の薄さ”が際立つ。演技力は別にして、顔が薄い登場人物達が多いので、初回を見る限り「誰が誰だか、良く判らない。」という感じだった。

個人的に「鼻っ柱が強そうな女性が好き。」なので、主役の紫式部を演じる吉高由里子さんも嫌いでは無いのだが、演技力に関しては評価していない。次回以降、彼女は登場する様だが、どうなる事やら。

初回を見る限り可も無く不可も無しというのが、正直な感想だ。


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