相手の気持ちを忖度出来ないのは最悪

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「『ドブス』動画投稿、首都大の指導教官を諭旨解雇」（７月６日、産経新聞）

首都大学東京（東京都日野市）の学生が「ドブス写真集を作る。」等と言って女性に無断で動画を撮影し、インターネット上に投稿していた問題で、大学側は６日、動画を作った学生２人（退学処分）のゼミを担当していたシステムデザイン学部の男性准教授（４３歳）を諭旨解雇処分にした。

又、ミニ・ブログ「ツイッター」で学生の行動を煽る不適切な発言をしたとして、同学部の別の男性准教授（４６歳）を訓告にした。

首都大によると、学生２人は問題の動画を大学の卒業制作として撮影。指導を担当していた准教授は動画を見た際、不特定多数の人に見られない様ネットへの投稿は止める様指示する一方、「作品は動画よりも写真集として仕上げた方が良い。」等と制作の継続を容認する指導をしたと言う。

又、訓告となった准教授は学生が昨年夏にネット上に公開した別の動画に付いて、ツイッターで「更に笑いや共感、反感（上等！）を起こして欲しい。」等と呟き、学生達の行動を煽った。
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「ドブスを守る会」と称して、嫌がる女性の姿を執拗にカメラで撮り、それをネット上に公開していた学生達。この他にも「経営難に喘ぐ７０代の男性洋品店主に対し、インタビューと称して『今日の昼御飯は？』、『趣味は？』等無意味な質問を繰り返した挙句、『此処絶対潰れますね。』と吐き捨てる動画を撮影。」し、又、実行はしなかったものの身体障害者を嘲る“企画”も遂行しようとしていたとか。動画内では、理不尽な人種差別発言も在ったと言う。この学生達及び准教授達は一連の愚行を「アートで在る。」と主張していたそうだが、本当にそう思っていたとしたら「単なる馬鹿」だ。もし自分が同じ事をされても、「これはアートだ。」と思えるのか？

世の中には「人が嫌がるのを判っていて、わざと嫌がる言動をする輩。」が居る。“構って欲しいちゃん”なのか何なのか判らないけれど、全く以って迷惑。又、「自分の好きな映画に否定的な意見を述べた人に対しては、相手が肯定的な意見を述べる迄、何時間でも“説教”をする。」と自慢げに語っていた人が以前居たけれど、相手の気持ちを全く忖度出来ないという点に於いては今回の学生達と何等変わらない気がする。