ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“明るい未来”が待っている事を熱望

2015年07月07日 | 時事ネタ関連

*********************************

「本当に必要な物・・・夜の路上で勉強する、9歳の少年が教えてくれる事。」(grape

 

フィリピンセブ島に在る医科大学の学生、ジョイス・トレフランカさんは、街で出会った「或る少年の姿」に衝撃を受けました。

 

“I got inspired by a kid.”(私は子供によって、心を動かされました。)

 

其の画像が此方です。

 

彼の名前はダニエル・カブレラ君、9歳の男の子です。

 

ダニエル君の御家には電気代を払う余裕が無い、歩道にしゃがみ込み、マクドナルドの明かりで勉強をしていた所でした。勿論机も無いので、ベンチが机代わりです。

 

ジョイスさんが自身のFacebook此の画像を投稿すると、SNS上で拡散され、多くの反響が寄せられました。

 

「彼には、良い未来が待っているだろう。」、カフェソファで、『疲れた。』と試験勉強している自分を恥ずかしく思った。」、「素晴らしいと思う反面、胸が痛む・・・。」。

 

一躍有名になったダニエル君、地元のテレヴィ局が取材に来た際に、将来の夢は「御医者さんか警察官になりたい。」と語っています。ダニエル君は、御母さんと7歳の弟と3人暮らしで、御母さんの屋台の仕事と、周囲の人の善意に助けられて、生計を立てているそうです。【動画

 

彼には、学ぶ為の部屋も机も明かりも在りません。ですが、本当に必要なのは、環境や物では無く、目標に向き合う真剣な思いなのかもしれません。

 

出来ない理由では無く、どうしたら達成出来るのかを考えた彼の姿勢を、私達も見習って行くべきではないでしょうか。

*********************************

 

此の件、昨日のニュース番組で初めて知った。「夜の路上で勉強する9歳の少年」、申し訳無いけれど最初に思ったのは、「遣らせじゃないのかなあ?」という事。其れ程に、衝撃的な映像だったので。

 

彼の姿を目にして「素晴らしい。」と言ってしまうのも、個人的には何か違う気がする。理想論になってしまうのは承知の上だが、「全ての子供達に、必要最低限の教育環境が与えられて欲しい。」という思いが在るので、「素晴らしい。」という言葉で片付けてしまうのは、どうしても抵抗が在るから。

 

人は概して、“自身の不遇さ”を嘆いてしまう物。「上を見ても限りが無い。下を見ても、同様に限りが無い。現状を嘆くのでは無く、現状を変える為、前を向いて行動して行くしか無い。」なんぞと偉そうな事を書いたりしている自分だが、実際には嘆いて許りだ。

 

来月で、終戦から70年を迎える我が国焦土と化した中、国民は塗炭の苦しみ舐めていた事だろう。然し、そんな状況でも、多くの人達は負ける事無く、前を向いて行動していた。ダニエル君の様な子供も、少なく無かったと信じている。

 

ダニエル君の姿を見て、改めて自分の情け無さを思い知らされると共に、彼に“明るい未来”が待っている事を熱望


コメント    この記事についてブログを書く
« 日本だったら、逆の結果が出... | トップ | 「闇に香る嘘」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。